柿崎 裕二
最新記事 by 柿崎 裕二 (全て見る)
- 一人社長や個人事業主(フリーランス)のホームページ集客方法とweb戦略術 - 2022年9月22日
- 【起業経験者が語る】一人社長・個人事業主(フリーランス)がビジネスで身につけておきたい4大スキル - 2022年9月22日
- 【コンサルが解説】ホームページを開設してアクセス数が集まらない場合の対処法 - 2022年9月22日
ホームページリニューアルを実施して、「今までもよりもクォリティの高いデザインにしたい」「より集客ができるサイトにしたい」という目的で実施をするケースが多いように感じますが、リニューアルを実施後、思うように成果が伴わないといった事例が多いのもまた事実です。
今回は、ホームページリニューアルで失敗しないために知っておきたい注意点や重要なポイントについてまとめました。是非ご参考ください。
目次
ホームページリニューアルで失敗しないために知っておくべき5のポイント
おそらく、多くの方がホームページをリニューアルするのは「現状のホームページに満足していない」からだと思います。
なかには現状のホームページには満足はしていても、より良い成果を手にしたいと思っている場合もあるでしょう。どちらにしても更にブラッシュアップさせたいということが目的のはずです。
しかし、リニューアルをしても前回のホームページのほうが良かったと、後悔してしまっては時間も費用も無駄になってしまいます。
では、そうならないために気を付けたいポイントや、事前に知っておきたいことは何でしょうか。
①ホームページリニューアルの目的を明確にする
大前提として、なぜリニューアルするかのかという目的を明確にすることです。
なんとなくデザインが古臭いから、今のホームページに満足していないという理由だけではリニューアルは失敗してしまう可能性が高まります。
既存のお付き合いのあるweb制作会社に依頼してリニューアルする、新しく業者を探して依頼するにしても「まずは担当者に明確なリニューアルの目的」をあなたから伝えることが重要です。
依頼したから良いホームページを納品してくれるだろうというスタンスで依頼者がいると、大抵は後悔して自分の思い通りとは異なるリニューアルをされてしまうケースが多いものです。
制作する担当者も、ヒヤリングを重視してくれる方なら良いですが、必ずしも担当者によってはそうとも限りません。
なぜ、あなたは今回ホームページをリニューアルするのか、リニューアルをして得たい成果とは何かを予め決めたうえで依頼するのが失敗しないための大前提となります。
お任せや丸投げといった依頼は避けるようにするのがポイントです。
②web制作会社がシステムに関しての理解があるかどうか
ホームページをリニューアルする際は、システム的な観点からも事前に予め確認しておくことがポイントです。
例えば、ホームページリニューアル後は既存の公開しているページのURLやドメインは変更するのか、既存のCMSなどがリニューアル後は変更するかどうかなど予め担当者ともよく話したうえでリニューアルするようにしましょう。
特に注意したい点が既存で公開されているページのURLの変更などです。
依頼側が把握していない状態でリニューアル後に勝手にweb制作会社側でURL等が変更されてしまうと、SEOにも影響を及ぼしてしまい、リニューアル後にアクセス数が半減してしまったというケースもよく耳にします。
こうなると集客にも影響してしまい、アクセスを戻すのにも苦労していまいます。
URLが変更する場合は、既存のページの評価を受け継ぐ301リダイレクトが実装されるかどうかの有無や、サーバーなども変更する場合は現在のサーバーのスペックと変更後は異なる部分がないのか、あるいは表示速度の低下の恐れがないのかなどもチェックすることが大切です。
③SEOに対しての知識や理解があるかどうか
ある程度のアクセスがあるホームページをリニューアルする場合は、SEOに関しても知識や知見を持っているweb制作会社にリニューアルを依頼するのを推奨します。
SEOとは検索エンジン最適化のことで、”Search Engine Optimization” の略です。
SEOに関しての記事:
先ほどの、URLの変更の注意点にも共通する部分ですが、ホームページリニューアル後に公開しているページのタイトルタグやh1タグが意図しない形で変更されてしまっていたり、テキスト文章が大幅に削られていたりするなどのケースは意外とよくあるものです。
こうなってしまうと、当然のことながらアクセス数にも大きな影響を及ぼし、リニューアル後は集客に苦労してしまうといったことになります。
また、最悪の場合はこれまでにGoogleの検索エンジンで上位表示されていたページがリニューアル後は圏外になってしまい表示されなくなってしまう恐れもあります。
そういったリスクを未然に防ぐためにもSEOによる失敗もリニューアル時に気をつけたいポイントの一つです。
④ホームページリニューアル費用は投資と考えているか
これは依頼主側の意識の問題になりますが、ある程度クオリティが高く、システムやSEOの観点からも効率してリニューアルをしてくれるweb制作会社だとそれなりの費用がかかるケースは多いものです。
しかし、これを事業投資とみるか単なる費用とみるかけでその後の成果は変わってくるのが実情です。
ホームページは公開してからも本来どんどんブラッシュアップしていかなければ成果は出ないものです。
また、成果を拡大させていくにはアクセス解析ツールなどを活用した数字での効果検証なども重要になってきます。
現在は格安で依頼できる業者も増えてきましたが、費用をできるだけ抑えようとするあまり、これらの業者に依頼をして何かしら今回お伝えした確認事項が疎かのままリニューアルを実施され後悔してしまうといったことも多いものです。
限られた予算のなかで発注をしなければいけないとは思いますが、単なる費用と捉えてリニューアルをしてしまうと結局のところ費用が後々かかってしまうことになります。
参考記事:
⑤いきなり大幅にリニューアルしない
既存のホームページから大幅にホームページリニューアルを考えている場合は注意が必要です。
今まで既存のホームページに慣れて訪問していたユーザーがリニューアル後は使いづらさや違和感を感じて訪れなくなってしまう可能性もあるからです。
こういったことを防ぐために、リニューアル前に既存の顧客に対して現在のホームページの改善案や使いにくさなどのアンケートを取って、それを取り入れたりするのも有効です。
また、リニューアルといっても何も大きくデザインを変えるといったことが全てではありません。
今までのページの一部分を小さくブラッシュアップしたり、ページのデザインを少し変更するなども立派なリニューアルです。
リニューアルを失敗させない確率を上げる方法として、少しづつ定期的にサイトをブラッシュアップさせるといったこともおすすめです。
まとめ
ホームページリニューアルひとつとっても、実は確認しておかなければいけないポイントというのはいつくもあります。
それらを怠ってしまうと後悔していまい、現在のアクセス数やSEOにも影響を及ぼしてしまい、webを基点として売上があるビジネスの場合は多大なリスクにも繋がりかねません。
今回お伝えしたポイントを参考にしてリニューアルを検討しましょう。