柿崎 裕二
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個人だけではなく、企業がSNSアカウント(ソーシャルメディア)をビジネスとして運用するのも多くなってきました。
そこで、今回は各SNS運用にあたって知っておきたいことや注意点、国内で主要となっている各SNSサービスの特徴について10に分けてまとめました。
是非ご参考ください。
※各ソーシャルメディアのアクティブユーザー数は、2018年6月時点のデータをリサーチして参考にしたものを掲載しています。現時点で変動している可能性があります。
目次
1.SNSアカウント運用のゴールを決める
当たり前ですが、ソーシャルメディアを活用して最終的にどのような成果や効果を手に入れたいのか予め明確にしておく必要があります。
また、企業がSNSを運用していくにあたり、社内の誰がSNSアカウントを運営していくのか、誰が投稿するのか取り決めておくことも大切です。
SNSアカウントを取得して開設するのは簡単ですが、継続してSNSを運用している企業は少ないように感じます。また、成果を出している企業となると、もっと少ないといえるでしょう。
はじめるにあたって、事前に以下のポイントをおさえて運用のゴールを決めておきましょう。
●SNSの運用目的は何か
●SNSアカウント運営においての社内のルールの取り決め、担当者のアサイン
●ユーザーへの対応や、管理の取り決め
2.SNS運用は、炎上リスクが伴うことを把握する
SNSの普及により、良い意味で今までよりもフレンドリーにユーザーと繋がることが容易になった反面、SNS運用は気をつけなければ炎上するリスクの危険性があります。
社内担当者の言葉遣いや、社会的なモラルに反した投稿内容により、企業としての信用を一瞬で失ってしまったり、誤解を招いて謝罪に発展するといったケースも少なくはありません。
そういったニュースというのは毎年のように取り上げられています。
こういったリスクがあることも十分理解したうえで、事前にSNSアカウント運用時における社内の取り決め、ルールのガイドラインを作成しておいたほうが安心です。
SNS運用のメリットとデメリットは以下の通りです。
3.SNS運用のメリット
●初期投資がかからない、無料でアカウントを開設、運用ができる
●GoogleやYahoo!の検索エンジンを利用しているユーザーとは異なる層にリーチできる
●話題性のあるコンテンツや動画などは拡散されやすく、低コストで広告以上の反響を獲得できる可能性がある
●ユーザーとの信頼関係の構築や、密なコミュニケーションが取りやすい
4.SNS運用のデメリット
●SNSアカウントを開設しても、継続しなければ成果が出にくく、途中で運用を諦めてしまうケースが多い
●社内でSNS運用におけるガイドラインやルールを決めておかないと、思わぬトラブルや炎上に繋がるリスクがある
●SNSで直接商品やサービスを売り込むのには向いていない、あるいは売り込むとユーザーに嫌われる可能性がある
●ユーザー層のファンを短期間で獲得するには常に面白い企画が必要であったり、広告費用が必要になる場合が多くコストがかかる
5.各SNSによって、特徴やユーザー層が違うことを理解する
最も重要なことですが、各SNSのサービスによって特徴や利用しているユーザー層が異なります。
どの媒体が自社にとって相性が良く、メリットがあるのか、十分精査したうえでSNSを運営することをおすすめします。
社内にリソースが限られている場合や担当者の負担が増える場合は、はいきなり全てのサービスに手を出すのではなく、いくつかのサービスに絞って運営するのも検討したほうが良いでしょう。
ここでは、国内で主要となっている各SNSごとの紹介や特徴をお伝えしていきます。
6.Facebook
https://www.facebook.com/business/products/pages
Facebookには個人用と企業用のアカウントページがありますが、企業としてFacebookを運営するのであれば、「Facebookページ」を開設します。
Facebookを利用しているユーザーの特徴としては、主に年齢は20代以降や30代~50代のアクティブユーザーが多いといわれており、アクティブユーザー数が国内では2600万ともいわれております。
Facebook機能独自のいいねやシェア機能があるため、面白いコンテンツや動画などは一気にユーザーの間で拡散され、話題になる可能性が高いといえます。
7.Twitter
https://twitter.com/signup?lang=ja
Twitterを、企業アカウントとして運用するケースも増えてきました。
Twitterの国内のアクティブユーザーは4000万人ともいわれており、10代や20代の若年層の利用はもちろん、50代や60代のユーザーも使用しているのが特徴です。
Facebookは実名制のアカウントでの開設なのが特徴ですが、Twitterであれば匿名でもアカウントを開設できるため、より自由な発言がユーザーにとってしやすく、国内における主要なSNSのひとつともいえます。
Twitter独自のリツイート機能やフォロー、リプライ機能などがあり、話題性のあるトピックは拡散されやすいという特徴があります。
8.Instagram(インスタグラム)
https://www.instagram.com/?hl=ja
Instagramは、iOSおよびAndroid搭載の携帯電話やタブレット、およびWindows Phone 8以降でダウンロードできるモバイルアプリです。
写真や動画をシェアできるのは、モバイルアプリからのみです。
Instagramは、ここ数年アクティブユーザー数が急上昇しており、注目を浴びているSNSのひとつです。
国内でのアクティブユーザー数は1200万人を超え、10代から20代、30代前半の若年層ユーザーや女性の利用者が多いといわれております。
基本的には写真投稿が中心のメディアとなっておりますが、動画投稿も可能なため、ブランドや見栄えを意識したブランディング力を高めたい企業にとっては相性の良いSNSといえます。
最近は、Instagram広告というのも注目をされており、企業でInstagram広告を活用するのを検討するというケースも耳にするようになりました。
9.LINE(ライン)
LINEは国内では最も利用ユーザーが多いSNSです。アクティブユーザー数は6000万にものぼり、10代や20代から50代や60代まで幅広いユーザーが利用しているのが特徴です。
これまでのメール形式とは異なり、チヤットを利用したコミュニケーションツールでスマートフォンとの相性も良く、メッセージの開封率が高いともいわれております。
LINEアカウントには個人用のLINEアカウントと企業用のLINE@と言われるものがあり、企業は後者を利用して運用します。
LINE機能を利用して、企業がクーポン情報やキャンペーン情報などを流すことで、ユーザー層を取り込むなどの施策にも向いているといえます。
10.まとめ:正しいSNS運用をしてビジネスを加速させよう
今回は、企業がSNSを運用するにあたって知っておきたいことや注意点、各SNSサービスの特徴についてお伝えしました。
SNS運用は大手企業と比べ、リソースや予算が限られている小さな会社や零細企業、個人事業主にも適している媒体です。
しかし、活用方法を間違ってしまうと、思わぬトラブルやユーザーからの信用を失ってしまうことにもつながります。その点注意が必要です。
また、SNSを活用してビジネスで成果を実感するためには、継続的に発信していくことが何よりも重要です。
是非、今回お伝えしたことを参考にして、SNS運用に取り組んでみてはいかがでしょうか。