柿崎 裕二
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ホームページから収益を上げたい、売れるホームページを作りたいと考えている中小企業・個人事業主の方は増えています。
しかし、現実はホームページから収益に繋がる仕組みを構築出来ていない、結果として儲からないという悩ましい問題を抱えています。
では一体、同業他社のライバルがインターネット上で溢れている今、どうすればユーザーから選ばれ「収益が生まれる売れるホームページを作れるのか?」また、よく陥りがちな「ホームページ集客や見込み客集めの罠」についても今回のコラムでお伝えしていきます。
ホームページを軸にビジネスとして収益を上げていきたい場合やネットショップから更に売上を上げていきたいと考えている方も是非参考にして頂ければと思います。
目次
ホームページ集客・アクセスアップの罠とは
まずはじめにお伝えしたいことがあります。
最近はいかにホームページにアクセスを集めることに注力をしているサイト運営者は多いですが、実はこの施策は中小企業や個人事業主には危険な考え方です。
※ブログ等のオウンドメディアの場合はまずアクセスを集めることが重要ですが、今回は企業サイトやネットショップが収益を上げる仕組みづくりで重要なことについてを前提にお伝えしています。
収益の生まれるホームページを構築する前に知っておいて欲しいことがあります。
それは、いくらホームページ集客やお問い合わせを獲得することに成功しても、収益や売上に繋がるかは全く別ということです。
なぜならホームページからのお問い合わせというのは、あくまでも売上を上げる「入り口」でしかないからです。集客の数によって比例して売上が上がるわけではありません。
ネットショップなどの場合も最終的には商品を購入してもらうことで利益に繋がりますが、ホームページのアクセスが多かったところで商品が売れなければ意味がありません。
しかし、中小企業・個人事業主からご相談を頂くなかで、いかにホームページにアクセスを集めることができるか、集客出来るかに躍起になっている経営者やサイト運営者が実に多いと感じます。
見込み客集めだけでは収益が生まれない理由とは
ここであなたに質問です。
見込み客を集めるのと、売上が上がり利益が残る。どちらがビジネスにおいて重要だと思いますか?
多くの場合、後者を重要だと考え選択するはずです。なぜなら、当然のことながら毎月売上を手にして利益が確保出来なければビジネスは成り立ないのを知っているからです。
そう言うと、今すぐ顧客にはならなくても興味のある見込み客を集めるのも大事なのではないかという意見もありますが、勿論見込み客を集めるのも大切です。
しかし、いくら見込み客を集めてもそこから商品やサービスが売れなければ1円も売上が生まれないのが事実であり、見込み客からは売上が思うように安定して計算できないという側面があります。
よって、見込み客集めもちろん大切ですが、成約率のほうがプライオリティ(重要度)はより高いということを知っておいて欲しいと思います。
売れるホームページの作り方
収益が上がる売れるホームページを作っていくには、集客や問い合わせを獲得したというごく一部分の最適化だけの施策に目を向けるのではなく、成約から逆算して導線設計から考えていくことが重要です。
多くのホームページは集客に対するプライオリティだけが高く、その後の成約のことまでが考えられていません。
あくまでも集客は売上を上げるための「入り口」と認識し、成約から逆算して戦略・戦術を組み立てることが「売れるホームページ」を構築していくためのポイントになります。
重要なので繰り返しお伝えしますが、ホームページ集客に成功しても、成約出来なければ売上になりません。
10件集客して成約0件より、1件の集客で成約1件を確実に成約する仕組み作り。
これをホームページで構築していくことが出来ないのか、またその為に必要な施策を考え地道に実践していくことです。
集客>成約だったプライオリティの施策から、成約>集客へ思考をシフトして変えていくことが収益の生まれるホームページにするために最も大切なことになります。
まとめ
今や、ご存知の通りインターネット上で同業他社のホームページが溢れている状態です。
ネット広告に限って言えば、資金力のある企業が独占して収益を上げている一方で、広告主は年々増加するのと比例して、広告費は高くなり資本力のない中小企業や個人事業主にとって不利になっていく一方です。
そのなかで、今後インターネットを軸に収益を上げていくには集客やアクセスの部分最適化ではなく、ビジネス全体としてwebサイトを入り口として捉え、成約までの導線から仕組みとして創り込んでいくこと。
これが今、中小企業や個人事業主こそ取り組んでいくべき大事なことであることは間違いありません。
もし、間違った認識を持っていたのであれば、部分的に見るのではなくて全体設計から構築出来ないか考えてみてはいかがでしょうか。