柿崎 裕二
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現在、SEOで成果を出すには「ユーザーにとって役に立つ」内容のブログ記事やコンテンツを書くことが成果への近道です。
Googleもそういった「質の高いコンテンツ」を評価してGoogleの検索順位で上位表示しようとしています。
しかし、このユーザーにとって役に立つという言葉がいまいちわかりづらく、抽象的であることも事実です。
そこで、今回はユーザーにもSEOにも評価される質の高いコンテンツを書く方法やヒントについてお伝えしていきます。
目次
1.ユーザーにとって役に立つコンテンツとは
あなたも多少なりとも、SEOに関して学んだ経験があるのであれば、現在のGoogleの検索エンジンはユーザーにとって役に立つサイトや価値のあるコンテンツなどが掲載されているサイトが評価され、検索順位でも上位表示されやすいといった認識はあるのかもしれません。
しかし、どのような内容のコンテンツがユーザーにとって役に立つという部分は意外と考えるとわからないものです。
また、よくありがちなこととしてGoogleの検索エンジンを意識するあまり、機械的な文章やSEOを意識し過ぎて過剰にキーワードを詰め込んだり、中身のない読みづらいコンテンツを大量に公開しているサイトもありますが、このような施策は得策とは言えません。
こういった小手先のテクニックを活用していては、本来の目的とはまた違った方向性にいってしまいます。
1-1.SEOはあくまでも、コンテンツありき
数年前のSEO対策であれば、Googleの検索エンジンも現在より精度が高くなかった為、機械的な方法でも成果が出る時代というのは確かに存在しました。
しかし現在はGoogleの検索エンジンのアルゴリズムもアップデートをしており、しっかりとコンテンツの中身まで評価したうえでそのサイトがユーザーにとっても価値のあるものなのか判断できるようになっているといわれております。
そういったことから、サイト運営者はより自社のコンテンツの内容などに目を向け、発信していく必要があるといえるでしょう。
●関連記事
「コンテンツSEOを実施してwebサイトにアクセスを増やす方法」
2.コンテンツを読んでくれるのは、あくまでも人であり生身の人間
まず大前提として、サイト運営者や発信者側であるあなたが意識していなければいけないことがあります。
それは、コンテンツを読んでくれるのは「生身の人」であるということです。
結局のところ、サイトを閲覧して何かそのサイトから問い合わせや購入をするのも人であり、利益をもたらしてくれるのも人です。
そう考えるといかに意味のないSEO施策が無駄であるということがわかります。
●関連記事
「ペイドリンク(有料で購入)によるブラックハットSEOについて」
2-1.あくまでもユーザー>SEOで考える
SEO施策は、公開しているwebサイトのページや情報をしっかりと検索エンジンへ伝え、Googleに認識してもらうといったパフォーマンスを高める意味で、非常に重要であることは今も変わりません。
ただし、SEOだけ考えて施策をしてしまうと意味がなく、ユーザーを本当の意味で満足させることはできません。
また、現在のGoogleの検索エンジンは常にアップデートされており、そのページがじっくりとユーザーに閲覧されているか、滞在時間は何分かなど、200以上もあるといわれている評価指標からあなたのwebサイトが評価されています。
そしてこれらの具体的な評価の指標は今も公開されていません。
そのなかで今考えることは、ユーザーに対してどんなことを提供すればより満足してもらえるかを追及したほうがSEOでも評価される可能性が高くなり、結果として検索順位でも上位表示されやすくなる可能性が高くなるといるでしょう。
▲重要
ユーザーファースト>SEOで考える
3.質の高いコンテンツを書く方法とは
質の高いコンテンツを書くには、誰でも満足させるコンテンツを書くという考えは捨てるべきです。
現実として、そのような万人受けするコンテンツというのはベストセラー作家でも無理があり、売れている書籍なども賛否両論が付きまとうものです。
ですので、何も完璧を求める必要はありません。
ただし、重要なことは「あなたが価値を届けたいユーザーにとって満足の高いコンテンツ」を書くということです。
そして特定のユーザーを満足させる価値のあるコンテンツを作るには、事前に調査をしたり、深堀してニーズを考えるといった作業が発生します。
しかし、何も0から考える必要はありません。
ここでは、具体的な質の高いコンテンツを書くための方法をいくつか具体的にご紹介していきますので、あなたが書きやすいパターンを選択して実践していきましょう。
3-1.専門家として知見やノウハウを書く
一番おすすめな方法が、あなたの専門家としての知見や経験、ノウハウをもとに届けたいユーザーにとって役に立つコンテンツを書くことです。
あなたが税理士の先生であれば、税理士として会社の経費や節税をしたい経営者や起業家にとって役に立つコンテンツを書くということができます。
また、普段有料のコンサルティング時にしかお話していないノウハウや節税ワザなども、無料で公開するのもおすすめです。
こういった有料級の情報をブログなどで公開するのをためらう方は多いですが、実際にまずは相手に価値を与えるということが大切です。
同業他社が公開できない情報や有料級の情報を継続的にコンテンツとして公開していれば、ユーザーにとって役に立つのは勿論のこと、またサイトに訪れたくなると思われるファンが付く可能性も高くなります。
3-2.自分の経験や実体験をコンテンツとして書く
自分には特別な専門家としての知見やノウハウがない。
そういって悩んでいる方は多いですが、既に何らかの特定の分野でビジネスを行っている方であれば、ユーザーや第三者からしてみれば、「あなたはその分野のプロ」として認識されているケースが多いといえます。
そこで、資格の知識や専門家なコンテンツは書けないにしても、何か違うコンテンツを書かかなくてはいけないという場合は、「自分のこれまでに経験してきた体験や実体験」を発信することがおすすめです。
特に実体験というのは、誰にも真似ができないことでありオリジナル性のあるコンテンツとなります。
誰かがテンプレート的に書いたマニュアルや、インターネット上で寄せ集めたようなまとめコンテンツよりも、自分の経験をもとにして発信して書いたコンテンツのほうが説得力もあり、ユーザーを満足させることにも繋がります。
3-3.現地に出向いてインタビューや取材をして書いたコンテンツ
実際に自分で足を運んで訪れて取材をした記事や、誰かにインタビューした際に文字を書き起こしたコンテンツというのはオリジナル性があり、価値があります。
特に、現在は既存の雑誌でこれらの方法がとられてきたものが、webサイトでも実践されているケースが増えてきており、実際に手間暇をかけて作って発信しているというメディアも増えてきております。
当然のことながら読み応えがあり、継続的に発信していればファンが付きやすいのが特徴です。
また、自社の商品やサービスを紹介したり、アピールしたい場合においても自社で宣伝するよりも他社や第三者のインタビュー、実際に購入してもらった顧客に取材やインタビューをして、それをコンテンツとして発信するのもオリジナル性があり、訴求面においても有効です。
インタビューや取材コンテンツは工夫次第でいくらでもアイデアを作ることができます。
まとめ
今回は、ユーザーにもSEOにも評価される質の高いコンテンツを書く方法について、具体的なコンテンツの書き方なども交えてお伝えしていきました。
まだいまいち、ピンと来ていない場合は実際に1記事でも良いのでコンテンツを書いてみることをおすすめします。
なぜなら実際に実践をしてみなければ、わからないことや気づくことがあるからです。実はこの気づきがサイト運営者にとって重要です。
そこにビジネスのヒントやアイデアが詰まっていることも多々あるからです。
最後に、Googleが定める質の高いコンテンツの定義を公開しているのでヒントとして掲載します。
是非、これらの要件を満たすコンテンツを書けているのかの確認にも活用してみてはいかがでしょうか。
良質なサイトを作るためのアドバイス
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