柿崎 裕二
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webサイトを軸にしてビジネスを拡大していくうえで、いくつか重要な施策はありますが、そのなかで最も大事なことは何だと思いますか?
web集客施策としてSEO、リスティング広告やソーシャルメディア?
実はその前にやるべきことがあります。
特に社長自身でwebサイトを更新していたり、零細企業でweb担当者がサイトに関する知識があまりなく困っている小さな会社や零細企業には役立つ内容です。
是非、現在あなたの運営しているwebサイトに照らし合わせてご参考ください。
目次
なぜ、あなたのwebサイトは集客、売上に繋がらないのか
例えば、あなたが税理士として神奈川県の横浜市で税理士事務所を開業しているとします。
そこで、webサイトを活用して見込み客を集客、売上に繋げるためを目的としてサイト運営をしているが、なかなか問い合わせや成約に結びつかなくて悩んでいます。
もし、その状況で集客、売上を上げていくにはなにをする必要があるのでしょうか。
あなたが税理士になったつもりで考えてみてください。
集客やSEO、リスティング広告、ソーシャルメディアより必要な施策とは
おそらく多くの方は問い合わせを増やすために、まずは集客施策としてSEO対策、あるいはリスティング広告やソーシャルメディアでの施策が必要と考えたのではないでしょうか。
もちろん上記のような施策は有効である可能性が高い施策といえますが、まずその前にやるべきことがあります。
それはまずwebサイトの現状分析です。
現状分析がそもそも出来ていなければ、バケツの穴が空いていると同然で上手く成果が出ない可能性が高いです。
webサイトに限らず言えることですが、何か新しい施策や改善策をやる以前に、現状分析をしたうえで今の状況をあなた自身で知ることからはじめることが大切です。
己を知らずして、現状の打開策が見えないともいえます。
webサイトは現状分析をできる環境やツールが整っている
webサイトは他の媒体とは異なり、データや数字で現状分析が容易に出来るのをご存知でしょうか?
しかも無料のツールでも十分、現状分析が可能な為、これらのツールを上手く活用すれば容易にデータを数字として洗い出すことが可能です。
なぜ、これほどまでに現状分析が必要なのかというと、実際に過去や今の現状分析を把握することによって、改善すべきボトルネックが明確に見えてくるからです。
しかし、現実は現状分析をしていないサイト運営者というのは決して少なくはありません。
そこでここではwebサイトの現状分析ができる方法を4つお伝えします。どれも無料で活用できる方法です。
分析1.Googleキーワードプランナーで検索数を把握する
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
例えば、思うようにwebサイトで集客が出来なくて困っている場合は、Googleが提供しているGoogleキーワードプランナーを活用すれば、おおよその月間検索数の推移を把握することができます。
実際にGoogleキーワードプランナーを活用して、「横浜 税理士」で検索しているユーザーを調べてみましょう。
実際に検索すると、横浜 税理士で検索しているユーザーは月間平均検索ボリュームで590と出てきました。すなわち、横浜 税理士と検索しているユーザーはGoogleの検索エンジンで約590人いるということがわかります。
あなたは普段このように数字をもとに、自分の集客したいキーワードの検索数がどれぐらいあるのか把握していますでしょうか?
もし出来ていないとすれば、今後は把握しておくべきです。なぜならインターネット上の検索キーワードのボリュームによって、そのビジネスの市場規模が大よそにして把握できてしまうからです。
※上記はGoogleキーワードプランナーを活用して実際に「横浜 税理士」で調べた検索結果。
左から月間平均検索ボリュームが590、競合性が高(低・中・高の三段階)、リスティング広告を出稿した際のワンクリックあたりの推奨入札単価2421円表示されているのがわかります。
分析2.実際にGoogle検索やSEOツールを活用して、運営しているwebサイトの順位を把握
その次に、あなたが集客したいキーワードでwebサイトの検索順位が何位なのかを把握しましょう。
※Googleで実際に検索して自分の運営しているサイトが何位に表示されるかチェックする。
ただし、Googleなどの検索で自社のサイトの順位を確認するときは、閲覧しているwebサイトや自社のサイトが上位表示される機能があるため、中立的に順位が確認できるGooglechromeのシークレットモードなどを活用して確認するようにします。
※Googlechromeのシークレットモード。第三者が検索したときの順位でwebサイトが確認可能。
実際にGoogleで横浜 税理士と検索して何位にwebサイトが表示されているのかを把握することによって現状を知ることが大切だからです。
あるいは、SEOツールなどを活用してwebサイトの検索順位を把握することも可能です。
※SEOチェキを活用すれば、調べたいwebサイトのURLを入力するだけで、そのサイトの検索キーワードの順位が把握できる。
webサイトから集客をする方法は大きく分けて3つありますが、まずは基本であるGoogleやYahoo!からの検索キーワードからの集客であるSEO対策をおさえていく必要があります。
主なwebサイトの主要な3つのweb集客方法
●GoogleやYahoo!からの検索キーワードからの集客(SEO)
●リスティング広告(ネット)広告からの集客(有料)
●ソーシャルメディアからの流入による集客(無料と有料)
SEOに関しては下記の2記事で詳しくお伝えしております。
「これでわかる!内的SEO(内部対策)と外的SEO(外部対策)」
分析3.Googleアナリティクスを活用した現状分析
https://www.google.com/analytics/#?modal_active=none
上記2つの、検索キーワードのボリュームの把握と、実際に集客したいキーワードで上位表示が出来ているかを把握したうえで、Googleアナリティクスを活用してアクセス数の把握もしておくことも大切です。
運営しているwebサイトにGoogleアナリティクスのタグソースを張り付ければ、無料でwebサイトのアクセス状況を把握することができます。
Googleアナリティクスの導入はwebサイト運営にとって必須です。必ず導入するようにしましょう。
分析4.Googleサーチコンソールを活用した現状分析
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
同様にGoogleが提供しているGoogleサーチコンソールを活用することで、運営しているwebサイトがGoogleで問題なく検索上で反映されているのか、ペナルティ判定を受けていないかを把握することも大切です。
なぜならwebサイトでビジネスを行うということは、Googleが発表している「Googleウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」のルールを守る必要があり、このルールを逸脱した行為を行ってしまうと、致命的な問題が起こる可能性があるからです。
またGoogleサーチコンソールにある機能のひとつ、検索アナリティクスの機能を活用すれば検索キーワードで表示されている順位を把握することができます。
まとめ:解析ツールを活用して現状分析をしよう
webサイトから集客、売上をあげるためにやるべきことはまずweb集客施策であるSEO対策やリスティング広告、ソーシャルメディアの施策等ではなく、現状分析です。
現状分析が出来ていないまま施策を行っていても、ボトルネックがわからないまま施策を行っていることになり、思うような成果に繋がっていないケースをこれまでにも多くみてきました。
しかし、webサイトには無料のツールで現状分析が容易に出来ているツールが多くある一方で、分析に注力しているサイト運営者は少ないのが現状です。
これは非常にもったいないことです。
もし、あなたがwebサイトを軸に集客、売上を上げていきたい場合は今回お伝えしたことを是非参考にして頂きたいと思います。