柿崎 裕二
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近年では「コンテンツマーケティング」というキーワードが注目を浴びています。
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な情報をコンテンツとして届けてターゲットを引き寄せ、最終的に収益となる行動へと結びつけることを指します。いわゆるマーケティング方法のひとつです。
大手企業に関わらず、小さな会社や零細企業、個人事業主でも取り組むべき施策といえます。
このような背景からコンテンツマーケティングやオウンドメディアというキーワードに興味を持ち、実際にwebサイトを立ち上げようと考えている企業からのご相談も頂きますが、一番多い相談として「どうやって適切な形でコンテンツマーケティングを始めたら良いのか」、「オウンドメディアはどう構築するべきか」という悩みが一番多いと感じます。
私自身も現在、幾つかのオウンドメディアを立ち上げ、クライアントの立ち上げや運用に携わってきているなかで、コンテンツマーケティングを実際に実践してきました。
コンテンツをインターネット上で発信していく仕組み作りとして、自社での情報を発信できるオウンドメディアを開設して「WordPress」というプラットフォームを利用してwebサイトを構築することをおすすめしています。
今回は、コンテンツマーケティングを実施するうえで知っておくべきことや注意点について、WordPressがなぜおすすめなのかという点に焦点を当ててお伝えしていきます。
目次
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは冒頭でお伝えした通り、まず有益な情報となるコンテンツをユーザーに提供し、ユーザーに自社の商品やサービスを認知をさせ、最終的に利益となる行動を促すことを目的としています。
日本でコンテンツマーケティングというキーワードはここ数年でトレンドとなったように感じる方も多いかと思いますが、実際はアメリカで100年以上も始まったともいわれており、実は古くからあるキーワードです。
コンテンツマーケティングを細分化すると幾つかのステップに分かれており細かくなりますが、コンテンツマーケティングを成功させる最も重要なこととして、「コンテンツ」が最も重要といえます。
もう少し具体的に言うと、「ユーザーにとって有益なコンテンツ」が大切ということです。
なぜ、ここ数年でコンテンツマーケティングが国内で主流になったのか
日本国内でここ数年でコンテンツマーケティングというキーワードが市民権を得た感じがありますが、なぜ主流になったのでしょうか。
その理由は大きく分けると、4つあるように感じます。
●Googleの検索エンジンの進化により、コンテンツの質がより評価されるようになった
●コンテンツマーケティングは広告と違いコストをおさえて安くはじめられる
●一度有益なコンテンツを公開したら、検索エンジンに上位表示されやすくなり、長期間にわたり集客ができる
●FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアのユーザーが増え、有益なコンテンツはシェアされやすくなった
今までだと、出来るだけ外部対策(被リンク)を大きく獲得すれば、検索キーワードでGoogleで上位表示ができるといった、かってのSEO手法が検索エンジンの進化により通用しなくなったのが大きいといえます。
現在は、コンテンツの質重視に変化したGoogleのアルゴリズムにより、ユーザーのニーズをとらえたコンテンツが検索エンジンで上位表示される傾向が強くなりました。
また、そういったユーザーにとって有益なコンテンツは、一度公開するとソーシャルメディアなどにも大きくシェアされ、検索エンジンの順位も落ちづらい傾向にあり、広告とは異なり長期間にわたり低コストで集客ができるといった利点もあります。
このようなことから企業も目を付け、積極的に大手企業から中心企業、小さな会社までコンテンツマーケティングを実施する事例が増えていったのです。
コンテンツマーケティングをはじめるにあたって最適なプラットフォーム
肝心のコンテンツマーケティングをはじめるにあたって重要なのは、まずweb上でコンテンツを発信できるプラットフォームであるwebサイトを構築することです。
なぜならコンテンツを発信する土台となるwebサイトがなければ、そもそも始めることができないからです。
そのためには、オウンドメディアといわれるwebサイトを構築する必要がありますが、WordPress(ワードプレス)といわれるCMSで構築することが最もおすすめです。
オウンドメディアとは
独自ドメインを取得してブログ形式のような情報発信ができるサイトを自社で立ち上げて、自社の商品やサービスなどをアピールしたり、ユーザーにとって有益な情報を発信していくサイトです。
ホームページでは、自社の商品・サービスなどを宣伝することが目的とするならば、オウンドメディアはユーザーにとって有益な情報をまず発信して、そこから信頼を獲得して商品やサービスに興味を持ってもらい購入してもらうという方法が適しています。
WordPress(ワードプレス)とは
WordPressはオープンソースのブログソフトウェアでPHPで開発されています。
インターネット上のサイトで約28%はWordPressで構築されていると言われており、全世界で利用者数が多いCMSの一つとなっております。
良質なコンテンツをユーザーに届けるのと、構築のしやすさや公開後の更新性の容易さを考慮した場合、WordPressでオウンドメディアを構築することは最良の選択のひとつだといえます。
WordPressで構築するえでのメリットやデメリットに関しては、以下の2記事で詳しくお伝えしているので一度目を通してみてください。
「WordPressでホームページ制作するのがおすすめな理由」
「WordPressでサイトを運営するうえでの注意点とリスク」
実際に成功しているオウンドメディアの事例を確認する
オウンドメディアを立ち上げるにあたって、WordPress以外のシステムでも構築することは可能ですが、それでもWordPressによるメリットは更新のしやすさやサイト公開後の運営のしやすさなどのメリットが挙げられます。
ブログ感覚でコンテンツを投稿・編集できるため、外部のライターにコンテンツを寄稿してもらったり、社内で内製化してコンテンツを追加するうえでも、WordPressであれば最低限の操作方法さえ覚えれば投稿ができるようになるといった利点があります。
また、実際にオウンドメディアを開設する前に、コンテンツマーケティングを実施しているwebサイトをリサーチしたりチェックすることも役に立ちます。
是非、構築前に色々なサイトに目を通してみましょう。
https://xn--cckbip0mla2orf.com/
上記の「オウンドメディア.com」では、様々な業種のオウンドメディアの事例やコンテンツマーケティングをしているwebサイトを閲覧できます。
コンテンツマーケティングを知るうえで知っておきたいこと
コンテンツマーケティングの利点は何といっても、コストを安くはじめることができる、一度コンテンツを公開したら資産になるといったメリットがありますが、正しい運用をしなければ上記のメリットを得ることができない可能性があります。
実際に、それらの言葉やトレンド性に敏感になり、実際にオウンドメディアを立ち上げて、コンテンツマーケティングを実施しても、成果が出ずに途中で諦めてしまったり断念してしまうといったケースも多いからです。
ここではコンテンツマーケティングの誤解や注意点をお伝えします。
注意点1.最初にコンセプトやターゲット設定が曖昧だった
勢いでコンテンツマーケティングを実施して、成果がでるほど甘くはありません。
実際にオウンドメディアを立ち上げて、実施することが決まれば、最初にコンセプトや誰にそのコンテンツを届けたいのか、ペルソナ設定も含めて明確に決めたうえではじめるべきです。
webサイトを公開してから、後で修正することは容易ではありません。
注意点2.すぐには成果はでない
実際にオウンドメディアを立ち上げて、コンテンツ追加していけば比例してアクセス数が伸び、成果がでると思っている方も少なくはありませんが、実際はそうとは限りません、
実際にメディアとして十分に集客ができ、収益に繋がるにはおおよそ最低でも1年、あるいはそれ以上の期間がかかります。
すぐに成果を求めている場合は、コンテンツマーケティングという方法は適していません。
注意点3.そもそもコンテンツがなければ成り立たない
冒頭にもお伝えした通り、コンテンツありきの発信でユーザーに価値を提供していく方法のため、継続的にコンテンツを発信していかなければユーザーを満足させることも出来なければ、集客をすることも出来ません。
また、実際に継続的にコンテンツを発信していくにはコストもかかるうえ、コンテンツを書くライターなどがいなければそもそも成り立ちません。
実際にコンテンツマーケティングを実施するうえで、構築だけではなく、公開後の運用まで考えておく必要があります。
注意点4.あくまでも良質なコンテンツありきの発信をしなければ成果が出ない
最も重要なことですが、コンテンツを継続的に発信してもそのコンテンツの内容の質が低ければユーザーを満足させることはできません。
あくまでも、あなたがコンテンツを提供したいユーザーが十分満足するだけのコンテンツ、情報を提供できるかが最も重要です。
そのためには、時には専門家を招いたり、その分野のスペシャリストがコンテンツを書くといった手段も考えられます。
また、コンテンツを誰が書いているのか、信頼性という面も非常に重要になってきます。
注意点5.戦略を構築せずにオウンドメディアを運用してしまっている
実際にオウンドメディアを立ち上げて、コンテンツマーケティングを実施しても収益となる仕組みがないばかりに苦労をしている企業が後を絶ちません。
あくまでも最終的には企業の利益に結びつけるためにコンテンツマーケティングを実施するといった目的を忘れてはいけません。
また、そのためにはソーシャルメディアとの連動やメールマガジンの開設なども時には必要になってきます。
収益化も含め、戦略を構築せずにオウンドメディアを開設し、コンテンツマーケティングを実施するのは危険です。
まとめ
今回はコンテンツマーケティングに関することや注意点、オウンドメディアを立ち上げるうえでWordPressでサイトを構築するのがおすすめということについてお伝えしていきました。
もし、実際にオウンドメディアを立ちあげたいと考えている場合は、是非お気軽に私宛にご相談頂ければと思います。
実際に私自身も運営しており、これまで月間で10万PVから100万PV規模のオウンドメディアの構築、サポート支援もあります。
また、自身の実践も含めて成功例と失敗例のケースも経験してきました。ご相談は無料で承っております。
今回お伝えしたことを参考にして、コンテンツマーケティングを実施して頂ければと思います。