柿崎 裕二
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これからホームページを制作してSEOでサイトにアクセスを集めていきたいのであれば、WordPressでの構築がおすすめです。
ホームページは、サイトを開設しただけではアクセスが集まることはなく、サイト公開後の「運用」が非常に重要になってきます。
その為に、何のシステムでサイトを構築したのかという点も後で非常にアドバンテージになってきます。
そこで、今回はWordPressがSEOに強いと言われる理由・利点を5つに絞ってお伝えしていきます。
目次
WordPress(ワードプレス)の利点とは
WordPressとは全世界のなかでも、利用しているサイト運営者が一番多いといわれているCMS(ブログソフト)です。
ホームページを制作するにはHTMLやCSSといったプログラミングの知識を持っておく必要がありますが、WordPressはブログ感覚でページを追加したり、コンテンツを作成出来るため、プログラミング知識がないサイト運営者でも更新が容易いといった特徴があります。
実際にその使いやすさの理由から、大企業や中小企業、個人事業主までWordPressで構築しているという例が非常に多いのも頷けます。
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「WordPressでホームページ制作するのがおすすめな理由」
WordPressがSEOに強いといわれるのは何故か
最初にお伝えしておきたいことですが、WordPressでサイトを構築したからといって、Googleにサイトが評価されたりSEOに有利というわけではありません。
当たり前ですが、ホームページ公開後も絶えず「ユーザーにとって価値のあるサイト」を目指して日々更新やブラッシュアップすることでユーザーにもGoogleにも評価され、結果的にSEOにも有利になるということです。
そこを決して誤解をしてはいけません。
よくある誤解をまず理解して頂いたうえでWordPressがSEOに強いといわれる理由をお伝えすると、以下のようなことが挙げられます。
WordPressがSEOに強いといわれる5つの利点
SEOとはGoogleやYahoo!といった検索エンジン経由から、ユーザーが何らかの特定キーワードで検索した場合に自社のサイトを上位表示させる技術のことです。
自社のホームページが特定のキーワードで上位表示させることによって、検索経由からのアクセスを大量に獲得できる可能性があるため、集客効果が期待できます。
SEOに関して詳しいことは以下の記事で詳しくお伝えしております。
「これでわかる!内的SEO(内部対策)と外的SEO(外部対策)」
利点その1.コンテンツが更新しやすい
まず一つ目の利点としては、WordPressは冒頭にもお伝えした通り、サイト運営者でページの追加やテキストの修正などが容易いことが挙げられます。
通常のHTMLベースで制作したホームページというのは、利点としてサイトの拡張性などが高いことが挙げられますが、ページを追加するにしてもプログラミング知識が必要の為、都度web制作会社やプログラマーに依頼するといったことが必要になってきます。
その点、WordPressであれば管理画面から操作方法を覚えてしまえば、都度web制作会社に依頼しなくてもサイト運営者が更新するといったことも可能です。
サイト運営における日々のコストの面から、管理費用などを支払えない中小企業等も、WordPressであれば更新コストを安くしながらスピーディーにサイトを更新するといったことができます。
利点その2.テーマやユーザービリティを考慮したデザインが豊富に存在する
WordPressには「テーマ」といって、既にある程度の「ホームページの型」が整ったデザインから選択してサイト構築することが可能な為、デザインやユーザービリティの使いやすさを考慮したうえでも非常にメリットがあるのと同時に、クォリティの高いホームページを作成することが可能になります。
WordPressには無料テーマと有利テーマがありますが、予算に応じてテーマからテンプレートを選び、カスタマイズして運用していくのが一般的です。
また、WordPress公式サイトからも無料で提供しているテーマがいくつも見つかるので、大抵は自社好みのデザインなどを見つけることが可能でしょう。
※無料テーマのなかには、海外製のもので悪意のあるウィルスなどが仕組まれたものも存在します。
そこでセキュリティ面でのリスクを減らすために、①国内で提供している、②WordPressが公式に提供している、③有料で販売されている
どれか上記の条件を満たしたものを選択することがおすすめです。
●関連記事
「【厳選】ブログサイト作成におすすめのWordPressテーマ5選」
「WordPressでサイトを運営するうえでの注意点とリスク」
WordPressの公式サイトで提供しているテーマから選ぶのもおすすめ。
https://ja.wordpress.org/themes/browse/popular/
利点その3.スマホ対応しているレスポンシブデザインの効果を得られる
利点その2でお伝えしたことと少し重複しますが、WordPressのテーマにはレスポンシブデザインといって、PCやスマホ、タブレットでホームページを閲覧したときに、そのデバイスに応じて自動でサイズやデザインが最適化されるいった機能があります。
HTMLベースのサイトであれば、PC・スマホそれぞれ別のホームページを作成するケースが多いため制作コストがかかってしまうケースがありますが、レスポンシブデザイン対応のテンプレートを選択し、WordPressで構築すればその心配もありません。
また、近年のスマホユーザーの利用シェアの伸びにより、Googleでもスマホユーザーが使いやすいユーザビリティの高いサイトになっているかという点もSEOの評価基準に含まれています。
実際にGoogle公式マスター向けブログでも、サイトのモバイル対応にあたってレスポンシブデザインでサイトを構築することを推奨している点も見逃せません。
レスポンシブ ウェブ デザインに移行するメリット
レスポンシブ サイトに移行すると、今後のメンテナンスやレポート作成が簡単になります。
すべてのページについて別々の URL を管理する必要がなくなるだけでなく、さまざまな手段や技術(国際化のための hreflang、高速化を実現する AMP、検索機能の向上に役立つ構造化データなど)も取り入れやすくなります。
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「MFI(モバイルファーストインデックス)による影響と対策まとめ」
利点その4.SEOに有利なプラグインが充実している
WordPressがSEOに強いと言われる理由として、最も大きいのがプラグインが豊富にあるということも挙げられます。
プラグインとは、サイト内に導入することによって、新しい機能などを実装することができるいったソフトウエアのことです。
HTMLベースのサイトであれば、労力や手間が非常にかかるサイト上の設定も、特定のプラグインを導入するだけで容易にサイト上の設定ができるといったケースが挙げられます。
これらのプラグインを有効に活用することで、正しいサイト運営をしながら継続的に更新していれば、SEOの成果が出るまでの時間短縮に繋がることも期待できます。
利点その5.WordPressの内部構造がGoogleにインデックス・クロールにされやすい
SEOにおいて、重要なのは「ユーザーを満足させるサイト」「ユーザーにとって価値のあるサイト」ということは前提ですが、Googleに対して運用しているホームページの情報を正確にしっかりと伝えるといったことも大切です。
そのためには、スムーズに公開しているページの情報を認知「クロール」してもらい、公開しているページの情報を検索結果に反映「インデックス」してもらう必要があります。
構造上、検索エンジンによりスムーズに伝えるためには、WordPressの内部構造上で有利な点がいくつもあるのが事実です。
有効活用することによって、SEO上でも有利となってくるといえるのはそのためです。
WordPressでサイトを構築するのは適切な手段になりえる
今回は、WordPressがSEOに強いといわれる理由や利点を5つにわけてお伝えしてきました。
もちろん、WordPress以外にもサイト内にシステムを導入したり複雑なプログラミングが必要だったり、将来性の拡張も考えているのであれば、HTMLベースでのサイト構築や他のシステムを導入したほうが良いケースもあります。
そういった点から必ずしもWordPressが万能ということでない点は注意しておきましょう。
また、WordPressは利用しているユーザーが多いことから、それを狙ってハッキングを狙われるといったケースが多いのも事実です。
セキュリティ面やサイトのリスク管理を考慮したうえで制作することも大切になってきます。
それを踏まえたうえで、WordPressでのサイト制作を検討頂ければと思います。