
柿崎 裕二

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ここのところ、SEOに関するご相談やお問い合わせをwebサイト経由で頂きます。
実際に私が書いている「成果報酬型SEOのご相談・案件をお断りする理由」や「SEO対策で必ずチェックしておきたいポイント7選まとめ」の記事などが上位表示されていて流入が多いことから、事前に読んで頂いたうえで問い合わせを頂くケースが多いようです。
非常に有難い限りです。
しかし、そこで実際にご相談を頂くうえで感じることが「SEO効果の出ない施策」を一生懸命やっている企業やサイト運営者が実に多いことです。
当然のことながら、更にご相談を聞いていくと思うように上手くいっていないとのことでした。
なぜ、効果が思うように出ないのか?
結論をいうと、「成果の出ない努力」をしているからです。成果の出ない施策を延々と続けていてもその延長線上には成果がありません。
つまり、いつまでやっていても意味がないということです。
SEOで効果を出したいのであれば、「正しい努力を継続」することが重要です。一生懸命だけではだめで、実際に正しい努力を継続してやるからこそ、成果を手に入れることができます。
こういうとビジネスの成果にも同じことがいえるかもしれません。
今回は実際にSEOに関するご相談を頂いたなかで、私が感じた成果の出ない典型的なケースや事例を厳選してあなたにシェアしていきます。
目次
SEO施策で効果を出すには「誤った情報」を捨てること
実際に私が、SEOに関するご相談を頂くうえで一番多く感じることが「誤った情報」をもとに施策を行っていると感じる点です。
ここでいう誤った情報とは「SEOの成果には結びつかない」施策のことです。
なぜ、このようなことが起きるのかいうと、一つに「間違ったSEO情報」を植え付けられているからだと考えております。
特にそのなかで悪質だと思うのが、SEO施策やサービスを提供している業者などの存在です。
同業者の立場から言える本音ですが、SEOコンサルティングをできますと謳いながらサービスの質が伴っていなかったり、そもそもコンサルタントにスキルや知識がないというケースを多くみかけます。
残念ながら大手の割と有名なweb制作会社やwebコンサルティング会社、広告代理店であってもそうです。
それらの提供している立場の知識やスキルがそもそも伴ってはおらず間違っていたり、誤ったSEO情報をクライアントに提供していては、成果が出るはずがありません。
また、それでもクライアント側からすると、依頼している担当者の言っていることが正しいと信じてしまうため、ますます厄介といえます。
本来はSEOサービスを提供する側がしっかりとクライアントに正しい知識を伝え、SEO効果の出る可能性が高い施策を提案したり、実装することが大切ですが、まだまだそうはなってはいないのは残念という他ありません。
実際に、優秀なSEO業者やコンサルタントは実在しますが、まだまだ少なく、依頼するにしてもそれなりの金額を要求されるケースが多いことは付け加えておきます。
SEO業者やサービスでの依頼で後悔をしないためにできること
繰り返しお伝えしますが、残念ながらまだまだSEOに関してしっかりと知識を持った企業や広告代理店、コンサルタントというのは多くはないのが実情です。
あなたがSEO業者選びで失敗しないためには、実際に依頼する前に成果を開示してもらうようにしましょう。
また、自社でもサイト運営やコンテンツを書くなどの実践や検証をしているかも判断材料として重要です。
実際に実践をしている業者やコンサルタントに依頼をすれば、「正しい情報」を得ることができる可能性が高くなります。
逆に、何も自社で実践をしているようなケースが感じられない場合は、他社にSEOを外注しているケースや、書籍などの情報を寄せ集めたものをサービスとして提供しているだけの可能性が高く、注意が必要です。
サイトのページ数や規模にもよりますが、あまりにも安い料金でSEOを提供している業者なども個人的にはおすすめしません。
注意したほうが良いSEO業者や代理店、コンサルタントまとめ
●SEOの成果が開示できない
●自社でメディア運営や、コンテンツなどを発信していない
●金額が不自然に安いSEOサービス
●ツールや被リンクを販売している業者(Googleからペナルティの可能性が高いため、要注意)
Googleが推奨してないペナルティ判定を受けるリスクが高いSEO施策は絶対に避けましょう。
詳しくは、「SEO外部対策でやってはいけないリンク施策まとめ」でお伝えしております。
自社でも積極的にSEOに関して学ぶ、実践することも重要
社長が忙しく、webサイトの運営や更新作業、SEO施策はweb業者などに任せきりで何をやっているか自身で理解していない。
これも危険です。
自分が得意ではない領域や分野を専門家に任せて、本業の業務に経営者が集中することは勿論大切なことですが、ある程度依頼する側も最低限は「知識」がないと業者に良い鴨にされてしまいます。
また、その施策が本当に正しいのか間違っているのかもわらかずに施策を進めてしまうので、効果検証の成果がわかりにくいのも特徴です。
こうならないためには、ある程度依頼する側の社長や経営者、社内のweb担当者も丸投げではなく、知識を身に付けておくことをおすすめします。
効率よく、最短でSEOやwebマーケティング知識を身に付ける方法
とはいえ、本当に一から何もわからない情報でSEOやwebマーケティングのノウハウや知識を身に付けるのは時間がかかるうえ、途中で挫折してしまう恐れもあります。
そうならないために、おすすめなのが依頼しているweb業者やコンサルタントに直接教えてもらったり、定期的に定例会などを開催し、施策に関することに関してインプットできる場を設けることです。
この方法であれば、書籍やセミナーなどに参加して独学で覚えなくても、次第にサイト運営者側にも知識やノウハウが身についてきて具体的な施策などを自社でも考えることが出来るようになります。
理想は、社内で専任のweb担当者を一名選定し、そのweb担当者がSEO施策やwebマーケティング施策に関する施策の提案が自ら出来たり、業者側に依頼できるようになるのが理想です。
このような依頼側と受注側の相互の積極的な関わりと関係が構築出来れば、相乗効果が生まれ成果が出る確率が飛躍的に高くなります。
丸投げでのSEO依頼は依存体質を生むため避けること
サイトの更新依頼などにも言えることですが、すべてを業者側に丸投げする依頼はおすすめしません。
先ほどお伝えした通り、丸投げでの依頼は実際に行っている施策が正しいか間違っているかの判断がわかりづらく、自社でも一向にノウハウや知識などが蓄積されないためです。
また、丸投げでの依頼のため本来は正しい施策をやっていたのにも関わらず、依頼側(発注者)側の誤った判断で、違う業者や代理店に乗り換えたりするといったケースも多くあります。
このようなサイクルに入ると、成果が出ないばかりか、また新たに依頼した業者との関係を一から構築する労力も伴うので、時間が取られるばかりかコミュニケーションの不一致で成果がうまく出ないといった事態に陥る可能性は非常に高くなります。
丸投げどころか、本業にも支障が出てきてしまうので時間を無駄に浪費してしまいます。
サイト運営者側自らで考える癖を
また成果を出すうえで大事なことですが、サイト運営者側で常に考える癖をつけることです。
自社の商品やサービスに関して一番詳しいのはあなた自身であり、業者でもないからです。
よくあることですが、すべてを業者任せにした結果、全然イメージしていたwebサイトとは違うデザインやテキストのものが納品されていて困っているというケースはこれが多いです。
web制作業者や代理店、コンサルタントも成果を出すために努力はしますが、あなたの提供している商品やサービスのすべてを網羅することは難しいでしょう。
仮に、実際にすべてイメージ通りに丸投げでも納品してもらうには、かなりの金額と関係性が構築出来ている場合などに成せる技です。
こういったことを避けるためにも、あなた自身でもより良いwebサイトを作るために自ら考えるいったことは必要です。
まとめ
私がよくSEOに関するご相談を頂くなかで、SEO効果の出ない代表的なケースや事例をもとにお伝えしてきました。
今回お伝えしたことが全てだとは言えませんが、多くご相談を頂くなかであなたにも知ってほしかったことを厳選してご紹介してきました。
実際にこの記事で気づきがあれば、是非改善できないか検討し、行動に映して頂けると嬉しいです。
一社、一人でも多く効果の出ないSEOに無駄な時間を使うのは辞めて、正しい努力で効果を実感しながら成果を出してほしいと思っております。