柿崎 裕二
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ホームページから集客をするために、アクセスアップに注力をしている企業は多いです。
アクセスアップをするうえで代表的な施策としては、SEOやソーシャルメディア、リスティング広告がありますが、どれもやってはいるものの思うようにうまく成果が出ないと悩んでいるケースは非常によく聞きます。
今回は、アクセスアップに注力しているのにも関わらず、思うように反応が乏しく成果に結び付かないのはなぜなのか、そして反応を得るためにやるべき施策とは何かについてお伝えしていきます。
すぐに改善できる具体的な施策のヒントも盛り込みましたので、最後まで是非目を通してみてください。
目次
アクセスアップに困っている企業は予想以上に多い
はじめに。
ホームページに思うようにアクセスが集まらずに悩んでいる企業というのは現在もごまんとあります。
勿論、その原因は紐解いていくと様々ですが、代表的なケースをいつくか分類すると以下の通りです。
ホームページを公開してから何も(更新)していない
ホームページを作成してインターネット上で公開するまでがゴールと思っている企業・経営者は実に多いです。
しかし、ホームページは公開してからが勝負です。
ホームページはいくら最初にお金をかけて綺麗なデザインにしようが集客には全く効果がありません。それは例に例えるならば、ホームページ公開しただけでは誰もいない土地にサイトをオープンするような状態から商売をはじめるようなものだからです。
名前の知られている知名度のある大企業ならば、Googleで社名で検索されてホームページに訪れるユーザーは一定数期待できますが、知名度もない中小企業や個人事業主であればホームページを公開しただけでは誰も訪れてくれません。
以外とここが盲点になっていますが、公開後に販促・アクセスアップ施策に力を入れている企業というのはまだまだ少ないです。
このような更新がされない放置状態であれば、1年後も2年後もアクセスが集まることはありません。
なんとなく更新はしているが、ユーザーにとってどうでも良い情報を発信している
何も更新しないで放置しているホームページよりかはいくらかマシではありますが、更新していてもその情報が乏しかったり、ユーザーにとって必要としていないお知らせを頻繫に更新していてもホームページにアクセスが集まることはありません。
特にインターネットからアクセスを集めて集客をするには、GoogleやYahoo!といった検索エンジンからのアクセスを集めることが非常に重要です。
検索エンジンからアクセスを集めるにはSEOに注力する必要がありますが、現在の検索エンジンのシステムはユーザーにとって役に立つコンテンツや価値のあるサイト(もう一度訪れたくなるサイト)などを評価し検索上位表示させようとします。
そのなかで情報の質が乏しいサイトというのは幾ら更新性が高くても、検索からのアクセスを集めることが出来ないので集客をすることが難しくなっております。
テキスト文章よりも写真や動画がメインのホームページ
テキスト文章よりも写真や動画がメインのホームページも、検索エンジンからの集客は難しいです。
Googleの現行の検索エンジンはテキスト文章の内容を評価基準にしていることもあり、検索エンジン対策だけではない視点からみても、やはり文章の情報が充実しているホームページというのは価値が相手に伝わりやすくなります。
何かあなたが困っていることを解決したい、調べたいというときに検索エンジンでキーワードを打ち込み検索すると思いますが、色々なホームページを閲覧するなかで情報がしっかりと網羅されており、専門性がある文章が書かれているサイトは親切で良いサイトに感じると思います。
そのなかでテキスト文章のなかに補足として写真や動画が挿入されているとより理解しやすくなるでしょう。
そういったユーザー目線からみても、写真や動画が多くてテキスト文章が少ない場合はなかなか検索エンジンとユーザーからの観点で評価にされにくいといえます。
アクセスアップに注力しているのに反応がない原因
上記でご紹介した、
①ホームページを公開してから何もしていない→公開後も定期的に更新している
②なんとなく更新はしているが、ユーザーにとってどうでも良い情報を発信している→ユーザーにとって役に立つコンテンツを意識して定期的に発信している
③テキスト文章よりも写真や動画がメインのホームページ→テキスト文章もしっかりと盛り込んでいる
といった上記のケースをクリアしつつも、アクセスアップが思うようにうまくいかずに反応がない(問い合わせや見積り依頼、受注が少ない)と悩んでいる企業も多いでしょう。
では、その場合はどうすればよいのでしょうか。
具体的な原因と対象の方法を以下でご紹介します。
反応がない原因その1.そもそも集めるユーザーを間違えている
アクセスがある程度あるのにかかわらず、思うように反応がホームページからない場合は、そもそも顧客にはならないユーザーを集めていないかチェックしてみましょう。
あなたの提供しているサービスの対象顧客が経営者なのに対して、一般のサラリーマンや主婦が実際にはホームページに訪れていたり、経営者向けの情報を本来は書かなければいけないのに、サラリーマンや主婦向けの情報が書いている。
上記は例ですが、そもそもターゲットとなる顧客とは異なるユーザーを集めているから反応がうまく取れないといったケースは多くあります。
改善策→ターゲットとなる顧客が求めているユーザーを集める
反応がない原因その2.ユーザーに行動してもらうオファーの導線がない
よくありがちですが、せっかくデザインや情報がしっかりと網羅されている良いホームページでも、いざ問い合わせしようと思ったときに「どこにお問い合わせフォームや電話番号があるかわからない」サイトというのは意外に多くあります。
これはユーザーにとって非常にフラストレーションがたまりストレスです。場合によっては違うサイトへ離脱してしまうなど、本来お問い合わせをしようとしていた顧客を逃してしまうといった機会損失にも繋がりかねません。
電話番号やお問い合わせフォーム、見積り依頼申し込みのボタンなどは、出来るだけ大きく見やすく配置するようにしましょう。
アクセスがある程度多いホームページの場合、上記を改善するだけでお問い合わせの反応率が改善することはよくあることです。逆にアクセスが少なくてもお問い合わせの導線を改善するだけで反応が取れる場合もあります。
改善策→お問い合わせフォームや電話番号は大きく見やすい場所に設置する
反応がない原因その3.SEO施策を行っていない
SEOとは検索エンジン最適化のことであり、GoogleやYahoo!の検索エンジンからホームページにアクセスを集める施策のことです。
リスティング広告では広告を出稿したその日からアクセスを集めることが出来るのが最大のメリットですが、広告費用がかかってしまいます。
SEOではGoogleで自社にとって価値のある検索キーワードがGoogleで上位表示されれば広告費用をかけずにアクセスを集めることができます。
よってSEO施策は非常にインターネット集客では重要になってきます。
SEOは非常に突き詰めるとシステム的な観点からもホームページをチェックしたりと複雑になりがちであり、その手法はブラックボックスになっていますが、最低限どうやれば検索エンジンにインデックスされやすく上位表示されやすいかという基本的なポイントは専門家ではなくても知っておく必要があります。
改善策→我流でアクセスアップを行うのではなく、検索エンジンの仕組みを理解してSEOの観点からもアクセスを集める施策を実行する
SEOに関することは、「【初心者向け】SEOで最低限知っておくべき知識」や「コンテンツSEOを実施してwebサイトにアクセスを増やす方法」で詳しくお伝えしております。
反応がない原因その4.そもそも読まれる(魅力のある)コンテンツが書かれていない
非常に重要なことですが、そもそもあなたが運営しているホームページに書かれているコンテンツがユーザーにとって読まれていないかもしれないということも理解しておくべきです。
インターネット上のユーザーは、ホームページに書かれている内容を簡単には「信じない」「読まない」「買わない」と言われております。
また、現在は情報過多によりユーザーの目も肥えてきており、同業他社などのホームページなども閲覧し「比較」を必ずしていると思ったほうが良いでしょう。
そのなかで、現在公開されているページの内容のコンテンツが情報に乏しい、ユーザーが求めるものとミスマッチが起きていないかという視点で定期的に疑ってみる必要があります。
自分自身で判断できないようであれば、実際に顧客に聞いたり同業他社のライバルのサイトを分析するなどの作業をして、比べたときに何が自社に足りないのか考え改善することも必要です。
改善策→読まれる・信用されるコンテンツにする
まとめ
今回は、アクセスアップに注力しているのに反応がない原因と、反応を取るためにやるべき具体的な改善策のヒントをお伝えしてきました。
今回お伝えした原因のどれかに該当していて、思うように成果が出ていない場合は改善策を考えて実行に移して頂ければ幸いです。
ホームページは紙媒体等とは異なり、気づいたときに何度でも修正やブラッシュアップできるのが利点です。
しかし、一度公開してそのまま満足して何も更新しないというホームページは実に多いです。
成果が出ているホームページというのは必ず定期的にコンテンツなどを見直し改善しながら効果検証も同時に行っております。
是非参考にして頂き、実践してみてください。