柿崎 裕二
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中小企業・個人事業主にとって、ネット集客だけに頼らないweb戦略を持つことは非常に大事です。
なぜかと言うと見込み客集め、新規顧客を獲得するには集客コストが最もかかるからです。
いかに集客コストを抑えつつ、見込み客、新規顧客を獲得するか。
常日頃から考えるのが大切な反面、そこに注力している経営者・事業主が少ないのが現状です。
今回は、資金力もリソースも限られた中小企業・個人事業主がネット集客だけに頼らずに業績を上げる方法についてお伝えしていきます。
目次
中小企業web戦略・ネット集客だけに頼よるのはなぜ危険なのか
先ほども書きましたが、ビジネスにおいてターゲットとなる見込み客を獲得するには非常にお金(コスト)と労力がかかります。
リアルの店舗であればチラシを撒いたり、地道に店舗の宣伝、新聞や雑誌広告を試みたりと店舗集客に費やすお金がかかります。
インターネット上においても一見お金がかからないと思いがちですが、無料で見込み客を集めることは現在は非常に難しいと言えます。また、見込み客を集めることに成功してもそこから成約して新規顧客を獲得できる保証はありません。
例え1000人や1万人を集客できたとしても、極論を言えばそこから1人も成約に至らなければ売上は1円にもならず、集客コストだけが赤字としてかかってきます。
中小企業はビジネス規模にあった見込み客集めで十分
そのようなことから、出来るだけコストをかけて多くの見込み客を集めるという方法は資金力のある大企業の有効な戦略です。中小企業や個人事業主が同じ真似をしたところで利益が出ないどころか経営が圧迫する恐れがあります。
例えば、一人で会社を経営している場合や個人事業主であれば事業規模にあった見込み客を集めることが大切でありそれで十分です。
ここでは例を出しますが、コンサルティング業などの場合、一人で複数のクライアント企業をサポートできるのには物理的に限界があります。多くても個別対面形式で月間で一人で対応できるのは最大で20社前後です。
そのなかで、キャパがわかれば何名の見込み客を集める必要があるのか?逆算して考えることが大切です。
一番危険なのは何も考えずに出来るだけ多くの見込み客を集めてから成約を考えるというパターンです。この場合だと集客も成約もどちらも上手くいっていないケースを多く見てきました。
見込み客集めや新規顧客を獲得しないで業績を上げる方法
サポートしているクライアントにもお伝えしていることですが、集客に注力する前に、一度あなたの商品やサービスを購入した経験のある「既存顧客」に対して目を向けてみることも大切です。
例えば、既にあなたの商品やサービスを一度購入した既存顧客から、更に一円でも一人当たりの単価を上げることが出来ないのか考えてみましょう。
実は、これだけで売上が上がる可能性が高いうえ、集客とは違い低コストで施策が可能だからです。
場合によっては、インターネットを上手く活用すれば、コストが0円で施策可能な利点があります。
「うちの業種や職種には、既存顧客から一度買って貰ったら、もう売るものがない」「私達のビジネスは特殊だからリピートは難しい」
たまにそういう声をお聞きしますが、本当にそうでしょうか?
一度思考を巡らせて改めて考えてみると、アイデアは浮かぶものです。諦めずに思ついたアイデアを紙やメモ帳に書いてみましょう。
戦略を考えるうえでよく陥りがちな注意点とは
ただし、注意点としていきなり10万円や100万円の売上アップをしたいと考えると、途端にアイデアやスケールが大きくなり、実際に実行に移せる打ち手を見つけることが難しくなりがちです。
まずは、一円や10円でも良いから売上アップすることが出来ないのか?
現実的に考えてみることをお勧めします。
一旦、自分の思い描いている考えを外に吐き出すことで、様々な気づきや思いもよらなかったことが浮かんでくることがあります。
常に、新規顧客を獲得するコストを垂れ流すのではなく、最終的には既存顧客から安定して収益が出るビジネスを構築する。
その利益分から、集客コストに投資して新規顧客を獲得、ビジネスを拡大する。
この売れる仕組みを構築していくことが、資本力やリソースが大企業と比べて乏しい、中小企業・個人事業主にとって大事な戦略だからです。
まとめ
是非、今回のコラムが参考になれば実践してみてください。
私も、常日頃からインターネット集客だけには決して頼らない施策をクライアント企業と考え、実践しています。勿論自身でもこの方法を実践して売上アップを実現しています。
参考にして頂ければ幸いです。