柿崎 裕二
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これからECサイトやネットショップを構築したい場合、webサイトにどういうカート機能やシステムを付ける必要があるのかという点は非常に重要になってきます。
主にECサイトを制作する場合、楽天やYahoo!などのモールに出店するケースと、自社でドメインを取得して独自のサイトを構築するケースの2つに分かれます。
特に、自社で独自のECサイトを構築する場合は、現在はECの環境を構築するうえで便利なツールやサービスが揃っています。
今回はECサイト制作時に知っておきたいショッピングモールサービスと、ネットショップ構築ができるサービスを含めて9選ご紹介します。
今回は、手軽にネットショップを構築するにあたって便利なショッピングモール型と、サーバーインストール型やオープンソース型で構築できるECカートシステムを中心にご紹介します。
目次
ECサイト構築時に知っておきたいこと
ECサイトを構築するうえでまず知っておきたいことは、既にあるショッピングモールでネットショップを出店するか、自社でドメインを取得して独自にネットショップをはじめるかの2つの選択肢があるということです。
※ちなみに独自で何もない状態からECサイトを構築することも勿論できますが、0から作るためには膨大な費用や時間を覚悟しなければならならず、中小企業や小さな会社には不向きです。
勿論、どちらにもメリット・デメリットはありますので、事前にECサイトを構築するうえで十分検討することが大切です。
ネットショップを開店できる、モール出店型の代表的なプラットフォーム3選
まず、ショッピングモールに月額費用や初期費用、商品が売れたときに手数料を支払うことですぐにネットショップをはじめられるモール出店型の代表的なプラットフォームのサービスを紹介いたします。
モール出店型のメリットとしては、初期費用をあまりかけずにネットショップをはじめられることです。
また、既にプラットフォームに利用ユーザーが集まっているため、集客やアクセスを初期の状態から獲得しやすい為、成果が出るのが早いことが期待できます。
楽天市場
ネットショップをこれからはじめていきたい場合、出店を一度は考えるぐらい知名度があるのが楽天市場です。
楽天市場に出店することで楽天独自の顧客囲い込みの仕組みや、既に利用しているユーザーが多いため、上手くいけば初期の段階から売上を作ることも期待できます。
利用には初期登録費用や月額費用、売上に応じたシステム手数料がかかるため、自社の販売する商品の利益率を考慮しながら楽天市場に出店するかを検討することがおすすめです。
Yahoo!ショッピング
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/
Yahoo!ショッピングはYahoo!が運営するショッピングモールです。
国内のユーザーはYahoo!の検索エンジンを利用しているユーザーが非常に多いため、Yahoo!ショッピングモールに出店することで集客やアクセスを初期から獲得しやすいことが期待できます。
また、Yahoo!ショッピングの特徴は、初期費用や月額費用、売上ロイヤリティが0円でネットショップを始められるため、初期費用をおさえてビジネスを始めたい方にとっては向いているプラットフォームです。
ただし出店している商材が売れた時に、予め設定したTポイント原資や、アフィリエイト報酬などは負担する仕組みとなっています。
Amazon出品サービス
https://services.amazon.co.jp/home.html?ref=?ref=as_jp_services_jp_header_logo
Amazonは急激にここ数年で年内でも伸びているECとしてネットショップを既に運営している企業にも注目をされています。実際にこれまではショッピングモールといえば、国内では楽天市場とYahoo!ショッピングが代表的ですが、Amazonで出店する企業も年々増えております。
Amazonに出店するメリットとしては、Amazonの圧倒的な集客力を活用して商品を販売できることでしょう。
出店するには月額費用コスト、注文があった場合の販売手数料がかかる仕組みとなっております。
自社で独自にEC、ネットショップを構築する場合に便利なサービス6選
これまでに紹介したショッピングモールは、各会社のショッピングモールに出店してそのなかのプラットフォームを利用するため、月額費用や販売手数料、独自の制限やルールなどがあるので、場合によってはそれが利益率に影響を及ぼしてデメリットとなる場合もあります。
そこで、それらの影響を受けない為にも、自社で独自にネットショップを始めるという選択肢も考えていく必要があります。ここではEC、ネットショップを独自に構築することができるサービスについてご紹介します。
WordPress.com
wordpressはオープンソース型のCMSです。ダウンロードは無料でできます。
wordpressはブログサイトやコーポレートサイトを構築することに活用するイメージがありますが、Welcart(ウェルカート)というプラグインを導入することによって、簡単にwordpressにECサイト機能を実装することができます。
Welcartは国内で開発されたプラグインで、wordpressにインストールして導入することは無料となっております。
有償プランを選択することによって、拡張機能を活用することができるので本格的なネットショップ構築にも対応できる点がポイントです。
ただし、導入から実際に構築にあたって知識がないと構築は難しいので、web制作会社やエンジニアに依頼することになるでしょう。
EC-CUBE
EC-CUBEは、ECサイト構築・リニューアル時に使用率が高いオープンソース型のシステムです。
カスタマイズ性が高く、豊富な機能も揃っていることからEC-CUBEでECサイトを構築している企業が多く人気は高いシステムです。
EC-CUBEのダウンロードは無料で、はじめから必要な機能は揃っているので、すぐにネットショップを独自運営のサイトとして運営することができます。
ただし、構築にはやはりEC-CUBE構築に詳しい制作会社などに依頼する必要があります。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が提供しているASP型のネットショップ作成サービスです。
カラーミーショップの特徴としては、月額900円からネットショップを始められる点や商品が売れても手数料がかからない点、既にある程度形が出来たテンプレートから選択し、webサイトを構築するため導入が簡単な点などが特徴として挙げられます。
また、ネットショップで重要となる支払い手段が豊富にある点や、商品の配送代行サービスなどもあり、オプションも充実しています。
低価格ではじめられて、初期の労力を手間暇かけずに行いたい場合は選択肢のひとつとしておすすめです。
MakeShop
MakeShopはGMOインターネット株式会社が提供しているネットショップ構築サービスです。
他社のネットショップ構築サービスと比較した際に、低価格で構築可能な点と高機能な点や集客力を売りにしています。
MakeShopにかかる手数料は商品が売れても0円なのが特徴となっていますが、月額費用や初期費用はかかるサービスとなっております。
ただし、MakeShopのサービスを長く運用することによる割引制度や、2店舗以降を運営する場合は初期費用が0円になるなどの優遇があるので、長期かつ複数の店舗を同サービスで運営する場合はコストを抑えて運営することができます。
ショップサーブ
ショップサーブは、ネットショップの開業から成功まで完全サポートをコンセプトにしているサービスです。
ネットショップに必要な機能や決済、仕組みなどが初期から揃っているため、スムーズに構築することができます。
また、ショップサーブは集客やマーケティングに力を入れているため、売上を上げたい企業にとっては運営後の重要な部分までサポートをおさえているといえます。
無料セミナーを随時開催している点や専任の担当者がサポートしてくれる点などもあり、料金は他のサービスに比べれば若干割高ですが、企業のニーズの要望とマッチすれば十分満足ができるサービスといえます。
たまごリピート
たまごリピートは、リピート通販ビジネスや定期購入の商材を販売している企業に特化したクラウド型通販システムです。
たまごリピートを導入することにより、ショッピングカートシステムの構築や電話やネットからの注文の管理、定期購入販売を成功させるステップメール機能や効果の分析機能などの環境が揃っております。
ECサイトはもちろんですが、特に縦長にページが長いLP(ランディングページ)でリピート商品や定期購入の商材を販売している企業の導入に相性が良いといえます。
まとめ
今回は手軽にネットショップを出店できるショッピングモール型と、自社独自でECサイト、ネットショップを構築する時に便利なサービスを9選に分けてご紹介してきました。
実際に既にECサイトを構築している企業によっては、ショッピングモール型にも出店しつつ、独自のECサイトを構築して注力しているというケースもあります。
このように活用方法は企業によっては様々です。
どちらにもメリットとデメリットは存在するので、自社の予算や将来性を考え、どのようにサイトを運営しておきたいかある程度決めたうえで構築することが重要です。
是非ご参考ください。