
柿崎 裕二

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「ホームページ集客を成功させて売上を上げたい」
あなたが、何らかのビジネスをホームページやwebサイトを活用している場合。こういう欲求が出てくることはごく自然なことです。
そのうえで、中小企業や個人事業主が考えいかなくてはいけないことは何か?
今回はこれに焦点を当ててお話をしたいと思います。
目次
中小企業・個人事業主に適した戦略とは
それは、ビジネス規模にあった施策を愚直に実践して適切な成果を出していくことが何よりも大事なことです。
考えるべきことは大企業で上手くいったとか、他社でこれが上手くいった。
あるいはビジネス情報誌や、マーケティング書籍などの成功事例はそのまま鵜呑みにはしないことです。
というのも、多くの成功事例というのはあくまでも自社で上手くいった話だからです。
それをそのまま、自社でパクったところで上手くいくはずはない。
特に、やってしまいな盲点でもありますが、ホームページ集客やwebサイトから問い合わせをいかに多く獲得したかなど、そういったノウハウやテクニックというのは、中小企業や個人事業主のネット集客方法にはあまり向いていません。特にスタートアップなどの起業したてなどは尚更…
あなたも何らかのビジネスを経営しているのであれば、ご存知の通り、集客。
いわゆる見込み客集めには案外、お金と手間がかかるものです。しかも、見込み客集めに成功しても顧客になる保証はない。
なので、初めのうちから同業他社やライバルが集客が成功しているから自分も!
そう考えがちですが、これは既にある程度上手く軌道に乗っている企業や資本力があるビジネスに適している施策。見込み客を多く集めてそこに対してセールスをする。
しかし、少人数のスタッフで回している会社や、一人社長がこの戦略を真似したらどうなるか?
現実的にリソースからして無理があります。
中小企業や個人事業主が、見込み客集めだけに集中するのが危険な理由とは
初めは、何よりもキャッシュ(現金による売上)を手元にいかに早く獲得するかが大事ですが、このキャッシュを生むための確実性の乏しい見込み客集めにフォーカスしては危険なのです。
勘違いしないで欲しいことは、見込み客集めが悪いということではありません。
ビジネスにおいて見込み客獲得はとても大事です。
しかし、初めから一番資金と手間がかかる見込み客集め、集客にはとてつもないエネルギーや負担がかかるものだということを認識して欲しいのです。
こういうと、ネット集客はリアルと違ってお金がかからない。
ブログやFacebookであれば無料で集客出来る。そういう反論もあるかと思いますが、あなた自身がブログ記事やホームページの更新作業をしているのであれば、見えないコストがかかっています。
まして、社長自身がブログなどを書いている場合はその時間も決して無駄な時間ではないはず。
当たり前ですが、会社のなかで一番給料、時給が高いのは社長であり、大半の売上を作っているのもまた社長だからです。
特に中小企業や個人事業主であれば、無料ツールを活用していたとしても常にそれに見合った成果や効果はあるのか?常日頃から考えなければいけません。
話を戻します。
他社の成功事例というのは、表面上だけを見て参考にするのは危険。
そうではなく、
・上手くいくまでのプロセス(過程)や裏側は何をやっているのか?
・どういう意図があってこういうことをやっているのか?
そういう部分も参考にしつつ、自社に置き換えて出来ることはないかを考えていくことが大事です。今の時代、何度も言いますが表面上の部分だけ真似ても上手くいくことは、滅多にありません。
これだけ情報を気軽に手に出来ることが可能な世の中で、表面上の手の内は皆自社でも実践している。
ようは、ライバル達も、とっくにやってしまっています。
また、中小企業や個人事業主に適した戦略というのは幾度の場合。決して集客がいかに多いかとか、ホームページのアクセス数が多いとか、そういうものではありません。
それよりも、確実に目の前の見込み客を顧客に変える。新規顧客からリピート客に変える。
リピート客から1円でも多く単価を上げる。これらの仕組み作りを構築していくことが大事です。
この方法は、集客がビジネスのゴールではなく、キャッシュを生む成約から逆算して戦略を構築していくので、集客>成約ではなく、集客<成約に重きをおいています。なので集客の多さに左右されることなく、売上を手元に確実に残すことが出来ます。
もう一度繰り返しますが、大企業や資本力があり儲かっている会社の戦い方と、資本力のない中小企業や個人事業主が戦う方程式は異なる。これを最低限認識しておくべきことです。
これを知らずに戦うほど、ネットの世界は甘くはないのが現実です。
まとめ
今は無料でホームページが作れるうえ、現実問題としてネット上でホームページが公開されているだけで実は誰からもアクセスされていない幽霊サイトはいっぱい存在します。
なので、あなたがホームページから売上を上げたい。
そう思うのであれば、まずは自社に適した方法とビジネス規模にあった施策を探してみることをお勧めします。