
柿崎 裕二

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GoogleやYahooの主要検索エンジン経由の流入から、キーワード検索した際に自社の運営しているホームページが上位表示されるようにするためには、必ず押さえておきたいことがあります。
今回は、SEOで検索上位表示するためにやるべきことを4つのステップに分けてお伝えします。
目次
SEOで検索上位表示させるには
GoogleやYahooで調べたいキーワードで検索したときに、そのキーワードでホームページを上位表示させることができればたくさんのユーザーからのアクセスが見込めます。
この検索上位表示をする施策をSEO(Search Engine Optimization)検索エンジン最適化と呼びますが、インターネット集客において今でも非常に有効な施策です。
しかし、ホームページを公開したところで狙ったキーワードで上位表示をするのは難しく、キーワードによっては既に同業他社やライバルが多額の費用をかけてSEO施策を日々実践していることから、決して上位表示させることは簡単ではありません。
また、SEOノウハウや施策の方法は年々複雑化しており、一言では簡単に適切な方法を説明することは難しくなる一方です。
これからホームページ集客をするにはどうしたら良いか
しかし、嘆いているばかりでは前に進むことはできません。そしてただホームページを公開しているだけではいつまでたっても狙っているキーワードで上位表示をすることは不可能です。何もしなければGoogleやYahooからの流入は見込めない、集客できないと考えても良いでしょう。
他にもインターネット集客方法はありますが、やはりGoogleやYahooの主要検索エンジンを利用するユーザーは圧倒的に多いため、キーワード検索からの流入を獲得するSEO対策を実施して検索上位表示をすることは必須です。
そのために、今回はこれからSEOで検索上位表示するための方法を4ステップに分けてご紹介します。
ステップ1.ユーザーに役に立つコンテンツをサイトで公開する
検索キーワードからの流入でアクセスを獲得する場合、ただ単にホームページを公開しているだけでは狙っているキーワードで上位表示をすることは難しいのが現状です。
現在は、Googleの検索アルゴリズムも年々進化しており、ユーザーにとって役に立つコンテンツやサイトが上位表示されやすくなっております。
GoogleやYahooの検索エンジンからユーザーが何かキーワードを打ち込んで検索する場合、自分が悩んでいる悩みや欲求、調べたいキーワードを考えて検索することが大半です。
それを踏まえたうえで、あなたが運営しているホームページから問い合わせや商品の購入に繋げたい場合、ターゲットとなるユーザーが求めているコンテンツや情報を作成できないか考えてみましょう。
例えば、ホームページ制作会社を経営していて、ホームページ制作で悩んでいるユーザーからアクセスを獲得したい場合、そのユーザーに最適なコンテンツを作成することを検討します。
これがコンテンツの場合、例えば「絶対に失敗しないホームページ制作会社の選び方」や「ホームページ制作会社に依頼するうえで知っておきたい7つのこと」なのです。
記事コンテンツでホームページ制作会社に頼もうと検討しているユーザーを想定して、読めばユーザーが抱えている問題や悩みがすべて解決するぐらいの有益なコンテンツを書くようにします。
この方法は「コンテンツSEO」と言われており、マーケティング手法のひとつです。実際にこのようなコンテンツやコラムが上位表示されているケースは驚くほど多くあり、検索上位表示においても有効な施策といえます。
コンテンツSEOを実施するうえでの注意点
ただし、上記で紹介したユーザーに役に立つコンテンツをサイトで公開して上位表示を狙うという施策ですが、注意しなければいけないポイントがあります。
それは、インターネット上のユーザーにとってニーズのあるキーワードでなければどんなに良いコンテンツを書いても検索経由からのアクセス流入を獲得することは出来ないということです。
ポイントとして、必ずインターネット上のユーザーが検索しているキーワードをもとに、コンテンツをプランニングして書くことが必要です。
これを実施しなければ、例えそのコンテンツで上位表示が出来ても、そもそも誰もそのキーワードで検索しているユーザーがいないので、検索経由からのアクセス流入が獲得できないということになります。これではコンテンツを書く時間に費やしたコストや時間が無駄になってしまいます。
必ずコンテンツを書くうえで、キーワードのニーズを調べる作業をしましょう。そのためにはGoogleが提供している「Googleキーワードプランナー」というキーワードのボリュームが調査できるツールを利用しましょう。
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
※Googleキーワードプランナーを無料で利用できますが、事前にGoogleアドワーズ広告のアカウントを作成する必要があります。
Googleキーワードプランナーを活用した検索ボリュームの調べ方
実際にGoogleアドワーズ広告にログインをして、キーワードプランナーを活用すると検索ボリュームを調べたいキーワードを入力する箇所があるので、ここに入れます。今回は「ホームページ制作」と入れます。
実際に「ホームページ制作」で調べたところ、月間検索ボリュームが「9900」、競合性が「高」、推奨入札価格が「943円」と表示されました。
このなかで注目する箇所は月間検索ボリュームの箇所です。Googleでホームページ制作と検索した場合に約9900回ほどの検索があるキーワードということが推測されます。これはあくまでもGoogleの月間検索ボリュームなので、Yahooの検索エンジンと合わせて月間で約2倍の「19000」ぐらいのボリュームがあるとも推測できます。
これからホームページ制作というキーワードで検索上位表示をするのは競合性が高いことから難しいと言えますが、検索ボリュームが多いので仮に上位表示をすることが出来れば多くの狙ったターゲットからアクセスを獲得することが出来ます。
こういったニーズのあるキーワードがどうかを事前に調べたうえでコンテンツを書くか、あるいは何も調べないで推測でコンテンツを書くかによって成果が出る確率がおのずと決まってしまいます。
※Googleキーワードプランナーの検索ボリュームは、あくまでも推測のデータとして活用してください。また、仮に「ホームページ制作」というキーワードでGoogleで上位表示が出来ても、単純に月間で9900アクセスが獲得できるわけではありません。
ステップ2.公開したホームページをソーシャルメディアでも周知する
SEOで検索上位表示させるためには、GoogleやYahooの検索エンジンからの流入を意識するだけではなく、ソーシャルメディアからの流入を意識する必要があります。
代表的なソーシャルメディアとしてはFacebookページやTwitterがあります。コンテンツを公開したと同時に、FacebookページやTwitterアカウントでも積極的に公開したコンテンツやホームページを周知していくことが大切です。
ソーシャルメディアを活用したマーケティングによる拡散は、検索エンジンからの流入のユーザーとは異なる属性のユーザー流入を獲得することが期待できるのと同時に、非リンク効果にもなりSEOにおいても有効です。
また、ユーザーにとって有益なコンテンツを継続して公開していけば、シェアをするユーザーが現れたり、はてなブックマークというソーシャルメディアでコンテンツが大きくシェアされ、大きなアクセスを広告費用をかけずに無料で獲得することが期待できます。
FacebookページもTwitterアカウントも無料で開設できて使用できるので、ソーシャルメディアもwebマーケティングにおいて需要な施策のひとつとなっております。
Facebookページの開設
https://www.facebook.com/pages/create/
Twitterアカウントの開設
https://twitter.com/signup?lang=ja
はてなブックマークでコンテンツがブックマークされる
ソーシャルメディアから流入を獲得するうえでの注意点
公開したコンテンツ記事などにソーシャルメディアを拡散するツールが設置されていなければ、どんなにユーザーに役に立つコンテンツを書いていても、拡散・シェアされる機会がなくなってしまいます。
コンテンツには必ず記事のタイトルの上や下に下記のようなソーシャルプラグインを設置するようにしましょう。
※ホームページやコンテンツ記事の目立つ箇所にソーシャルプラグインを入れることで、ユーザーにシェア、拡散されやすくなります。
ステップ3.継続して良質なコンテンツを公開する
最も大事なステップですが、どんなに良いコンテンツを書いていても、ある程度コンテンツのページの量がなければSEOで検索上位表示をすることは出来ません。
また、検索エンジンからの流入を獲得するには、地道に継続してサイト更新をしながら良質なコンテンツを定期的に公開していくことが必要です。
おおよそですが、ステップ1とステップ2を繰り返しながら継続していっても、狙ったキーワードで上位表示されたり、検索キーワードからの流入でアクセスを獲得して成果が出るまでには最低でも半年から1年はかかります。
成果が出るまでは非常に骨の折れる作業ではありますが、SEO施策において近道の手法や成功法則は存在しません。しかし、継続してユーザーにとってニーズのあるキーワードをもとに、良質なコンテンツを書き続けれていれば公開したページが検索エンジン上で上位表示されるようになります。
上位表示に時間がかかる理由については「作ったばかりのホームページはSEO(検索対策)に不利です。」をご参考ください。
検索順位の確認方法には、Googleが提供している「Googleサーチコンソール」にある「検索クエリ」という機能を使って確認します。
https://www.google.co.jp/intl/ja/webmasters/#?modal_active=none
※Googleサーチコンソールを利用するには、事前にアカウント開設(無料)が必要です。
Googleサーチコンソールの検索クエリを使って順位を確認する方法
①Googleサーチコンソールにログインをして管理画面に入り、左のメニューにある「検索トラフィック」をクリックするとその下に「検索アナリティクス」が表示されるのでクリックします。
②すると検索アナリティクスの表示画面で「クエリ」の箇所に検索キーワードが表示され、右の「掲載順位」にそのキーワードで表示されている順位を把握することができます。
良質なコンテンツを継続して書いていけば、どんどん10位以内に検索キーワードが表示されるようになります。
※検索クエリのキーワードの箇所はキャプチャでは非表示にしております。
Googleサーチコンソールは無料で活用できますが、Googleサーチコンソールを活用していないサイト運営者は多くいます。SEOで上位表示をする施策を行ううえで必須のツールですので、まだ導入していない方は早急にアカウントの取得をしましょう。
ステップ4.ステップ1から3の流れを継続して実践する
ここまできたら後はステップ1から3までの施策のPDCAを継続して回していくことになります。
また、良質なコンテンツを継続して書いていれば、狙っているキーワードで上位表示出来るようになる可能性は高まりますが、それでも上位表示が難しいキーワードというのは存在します。
うまく成果が出ない理由として、公開したコンテンツが本当にユーザーが求めているコンテンツになっていない場合や、そもそもユーザーにとって読みづらいコンテンツだったり、有益な情報になっていないというケースも少なくはありません。
そういう場合は改善策として、既存のコンテンツをブラッシュアップして再度コンテンツを公開するということも有効です。
ホームページに公開したコンテンツというのは、紙媒体とは異なり一度公開したコンテンツでも修正したりブラッシュすることが可能な点です。これは非常にメリットであり利点ですが、サイト運営者によっては一度公開したコンテンツはそのまま手を加えないままというケースも多くあります。
非常に勿体ないので、なかなか検索順位に上がってこないコンテンツはブラッシュアップできないか検討してみましょう。実際にコンテンツをブラッシュアップすることで検索順位が上がる事例は多くあります。
まとめ
SEO対策を実施して、検索上位表示を実現するにはサイト運営者の努力と継続性が必要です。
今回は、SEOで検索上位表示するためにやるべきことを4つのステップに分けてお伝えしました。
これから本格的にSEO施策を実施するにあたって、わからないことや難しい点などが出てきた際はお気軽に問い合わせください。
あきらめずに正しい施策を継続していれば、あなたのホームページにターゲットとしているユーザーをたくさん集めることが可能になります。