柿崎 裕二
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Google検索結果で上位表示を狙うためには、既存記事のリライトが大切です。とはいえ、リライトの重要性や、方法・手順を理解していないと、十分な効果を得られない可能性があります。
今回の記事では、リライトがSEOに与える重要性を把握した上で、正しいステップを解説します。リライトの効果を高めるために注意しておきたいポイントもまとめていますので、参考にしてみてください。
リライトとは?
「リライト」とは、すでにインターネット上に公開している記事のタイトルや、記事本文を加筆・修正する作業のことです。一般的に、新規記事を公開したあと、リライトなしでは上位表示が難しいと言われており、SEO対策としても取り入れる必要があります。Google側に検索順位を再評価をしてもらうためにも、コンテンツマーケティングに欠かせない施策です。
リライトがSEO対策で重要な理由
既存記事のリライトは、SEO対策にとって重要な位置づけとなります。検索上位を狙うことはもちろんですが、コンテンツとしての価値を高めるために必要です。
新しい情報の提供
情報は常に変化を続けており、新鮮な情報を提供するためにもリライトが必要です。たとえば、法律の解説を発信している場合、法律が改正したのにも関わらず、改正前の条文を記載したままだと読者に正しい情報を提供できていないどころか、不利益を被らせてしまう可能性があります。
古い情報を放置しておくと、読者からの信頼性を落とす原因にもつながるため、早急にリライトを実施しなければなりません。コンテンツ内容に関連する情報をチェックし、情報がアップデートされ次第、リライトを行うようにしましょう。
人気がない記事の改善
記事のなかには検索上位に表示されているのに、リピート数がいまいち伸びなかったり、サイト内の滞在時間が短かったりといったケースがあります。Google側からはコンテンツが十分に評価されている一方で、検索ユーザーの悩みや解決に至っていないことが原因です。
SEO対策では、検索上位を狙ったテクニカル的な要素を取り入れることが大切ですが、検索ユーザーへの有益な情報の提供も非常に重要です。ユーザーの悩みや課題を解決するためにも、既存記事のリライトが求められます。
最新のGoogleアルゴリズムへの対応
Googleでは、定期的に検索アルゴリズムのアップデートを実施しています。とくに、年間数回実施する大規模アップデートである「コアアップデート」では、検索順位を大きく落としてしまうことも考えられます。
最新の検索アルゴリズムに対応するためにも、Googleが何を求めているのかを調べ、既存コンテンツをリライトする必要があります。リライトを行わないままにすると、さらに検索順位を下げ、Webサイト全体でのユーザー訪問数も減少するため注意が必要です。
SEO対策に効果的なリライトの方法
検索順位や、記事内容の改善に欠かせないリライトですが、間違った方法で実施すると、逆効果につながる危険性があります。SEO対策でしっかりとした効果を得るためにも、正しいリライトの方法を把握しましょう。
ステップ1.リライトを行う記事の選定
まずは、リライトを実施する記事の選定です。Googleサーチコンソールや外部のツールを利用し、各記事の検索順位を確認します。
リライト対象となるのは、記事を公開してから3ヶ月ほど経っていて、検索順位が安定している記事です。一定期間経過しているのに、ほかの記事と比較して下位に沈んでいる記事は、今後も変動する可能性が低いと考えられます。なお、検索順位が変動している記事については、今後も上位に上がる可能性があるため、さらに1ヶ月ほど様子を見るようにします。
ステップ2.リライトの方向性を決める
次に、リライトの方向性を決定します。リライトの方向性を決めるためには、Google検索結果の1ページ目に表示されている競合記事を細かく分析することが重要です。
このとき、競合他社の記事や、自社で作成した記事に何が足りないのかを分析するだけでなく、競合サイトの内部・外部SEO対策も確かめるようにします。内部・外部リンクの設定、ページ読み込み速度などもリライト時の改善要素に含めましょう。
ステップ3.実際にリライトを実施する
リライトの方向性が決定したあとは、実際に記事のリライトを行っていきます。方向性を踏まえて、競合サイトに掲載されている情報や独自で調べた新情報、オリジナル画像、ターゲットキーワード、共起語などを既存記事に付け加えましょう。
また、記事内の各見出しについて、ターゲットキーワードが抜け落ちているのであれば、リライト時に追記します。文字数も、競合記事より量を確保しておくと、SEOに効果的です。
リライト時に気を付けたい4つのポイント
SEO対策向けにリライトを実施する際には、上記で解説した手順に従うことが大切です。ただし、リライト対象記事の選定や方向性を決めるときに、次の4つのポイントを重視しましょう。
ポイント1.検索上位の記事を大幅にリライトしないようにする
リライト対象記事の選定では、検索上位に表示されている記事を大幅にリライトしないようにします。大手企業も競合に含まれるような人気キーワードだと、リライトをしたところで順位を上回るのが難しいためです。
また、上位に安定している記事を大幅にリライトすると、逆に低評価と判断され、順位を落とすきっかけになることも考えられます。これ以上、検索上位を狙うのが難しい場合、該当記事のリライトを実施するのではなく、Webページ全体の質を高める努力が必要です。
ポイント2.競合サイトとの差別化
2つ目のポイントは、競合サイトとの差別化です。リライト方法でも解説したとおり、リライト時は競合記事を参考することが重要ですが、そのまま同じように記事を作ってはいけません。
オリジナル性が確保できないと、Google側からペナルティを受け、順位を落とすことあります。あくまでも、競合記事をアイデアとして参考するだけにし、オリジナルのコンテンツを作るようにしましょう。
ポイント3.E-A-Tを意識する
E-A-Tとは、「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取った言葉で、Googleが公式で発表している品質評価に重要な項目のことです。とくに、YMYLと呼ばれる人々の生活に関するジャンル(金融、法律、保険、健康、医療など)は、E-A-Tがとくに重視される傾向にあります。検索順位にも大きく影響することから、リライト時にはE-A-Tを意識した記事作りを目指しましょう。
E-A-TとYMYLについては、以下の記事を参考にしてみてください。
「SEO対策に重要!YMYLとE-A-Tとは?初心者にも分かりやすく解説」
ポイント4.リライト後に効果測定を実施する
最後に、リライト後の効果測定です。リライトを実施して放置するのではなく、リライト後の検索順位の変動や、検索流入数、ユーザーの滞在時間などの変化について測定します。
このとき、良い結果につながったリライト記事はもちろん、効果が出なかったリライト記事も、しっかりと分析することが大切です。何が悪かったのかを確かめ、次のリライトに反映させるようにしましょう。
まとめ
リライトは、SEO対策に欠かせない重要な取り組みであり、検索順位が低迷する課題の解決につながります。ただ単に、記事の内容を書き換えるのではなく、競合記事を参考にしたり、独自性を持たせたりすることで、Googleからの評価を得られるようになります。
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