柿崎 裕二
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インターネット上で何らかの情報発信が出来る機会はここ数年で非常に身近なものになりました。
今はブログをはじめ、Twitterやfacebook、LINE、動画を活用したyoutubeでの情報発信や写真を活用したInstagram等、ソーシャルメディアが当たり前のように普及したおかげで今まで難しかった不特定多数のユーザーに対してもメッセージを届けることが出来る時代です。
この今の時代の環境をチャンスと捉え、資本力が弱い中小企業や個人事業主も情報発信を積極的に行い、上記のような媒体をビジネスで上手く有効活用するメリットは非常に多いと言えます。
そういった背景から、顧客からの信頼や引き合いを獲得するには「情報発信」が非常に有効です。
最近は企業のトップである社長が積極的にブログ等で情報発信をしている例も少なくありません。こういった情報発信のメリットは、顧客からの新たな引き合いや信頼を獲得するツールとしても期待できます。
しかし、既に情報発信を実践しているライバルは多くいるのも事実であり、ただ何の目的もなしに発信をしていても成果に結びつくことは極めて難しい。
そこで、これから情報発信を上手く活用しながら成果を出すにあたって大事なこととは何か?
今回は、顧客からの信頼や引き合いを獲得するポイントを大きく2つに分けてお話していきます。
目次
顧客からの信頼や引き合いを獲得するうえで重要な2つのポイント
今回お伝えする内容はあくまでも「ビジネスで有効活用する」ための情報発信についての術です。
特に社長や経営者であればただやみくもに情報発信をしていても意味がなく、必ず目的を持って情報発信をすることに意義があると考えています。
それを前提にお話をしていきますが、顧客からの信頼や引き合いを得るために情報発信で重要なことは大きく分けるとこの2つがポイントです。
●価値を読み手に届け切ること。
●無料以上の情報。ノウハウを出し惜しみなく公開すること。
大きく分けるとこの2つだと言えます。
価値がある情報じゃないと顧客を満足させられない
まず、最も大切なことは相手にとって役に立つもの、価値がある情報やコンテンツを発信する姿勢が大切です。
企業が情報発信を上手く活用していくには、ターゲットが悩んでいる問題や欲求、ニーズを上手く汲み取りながら、それに対して解決策となる情報や圧倒的な価値、コンテンツを惜しみなく提供していく。このスタンスが前提で初めて「価値を読み手に届けること」が出来るからです。
一昔前であれば、新聞や書籍等を買わないと本当に価値のある情報や受け取ることが難しい側面がありましたが、今はインターネット上で調べたいことがあれば大抵の情報は載っており、有料でもおかしくはないぐらいの情報も手に入れることができます。
この流れはますます加速しており、情報を受け取るユーザー側(読み手)も様々な情報を普段から手にしているので、おのずと良質なコンテンツや情報を必然的に選ぶのが当たり前の時代だからです。
そこで、情報発信をして顧客から引き合いを獲得していくには、前提としてユーザーから選ばれるだけの価値のある情報を発信者は届けなければいけません。
今までは有料で提供していた情報も、出し惜しみなく発信するぐらいのスタンスがないと、なかなか顧客から選んでもらったり信頼には繋がりません。そこで「無料以上の情報やノウハウを出し惜しみなく公開すること」が大切になってきます。
情報過多の時代で顧客から信頼を獲得していくには情報発信は当たり前
あなたが何らかの商品をインターネット上で購入する際も、必ず色々と情報を調べたり吟味したうえで、その商品がお金を払ってまで価値があるものなのか、そうでないのかを基準に選んでいるはずです。
これをビジネスで置き換えると、ホームページから顧客の引き合い(問い合わせ)を獲得したり、ネットショップから商品をユーザーに購入してもらう場合もやはり情報がしっかりと掲載されているか?信頼できるだけの価値ある商品か?販売者の顔などが掲載されているか?も重要になってきます。
例えば同じ商品を販売しているネットショップがあった場合、あなたはどちらから購入したいでしょうか?
・商品やサービスについて、細かく付加価値や詳細などを掲載している。ユーザーにとって商品の魅力や興味のある情報なども定期的に発信されている。
・商品だけが掲載されていて、その他の情報等が全く掲載されていない。ユーザーにとって商品の付加価値やその他購入を決断するだけの情報が掲載されていなく他社のネットショップとの優位性が微妙。
どちらも購入条件や価格が一緒であれば、多くのユーザーは前者から購入するはずです。また、今は特に販売者が信頼に値するかどうかもユーザーは厳しくチエックしている点も見逃せません。
情報発信で気を付けたいこと・リスク
情報発信は上手く活用することが出来れば顧客からの引き合いや信頼を獲得する強力なツールとなる一方で、逆に信頼や社会的な制裁を受けるリスクの危険性もあります。
特に最近は、適切ではない発言や言動、特定の人物や企業を名指した批判の投稿、ソーシャルメディアを使った第三者を不快にする動画や写真の掲載等、誤った投稿によって瞬く間に情報は拡散して企業側の信頼を一気に失ってしまうことにもなりかねません。
情報発信をする側の立場に求められる社会的責任は企業・個人問わず増しており、著名人ではなくても話題になる物事であれば一気に情報が拡散されたり炎上に繋がる恐れがあります。
ビジネスとして有効に活用していくのであれば、予め投稿のルールや組織で取り決めなどを行っておかないと取り返しのつかないことに繋がりかねません。
インターネット上は不特定多数のユーザーが閲覧しているという点は決して忘れてはいけません。
まとめ
今回お伝えした情報発信において大切な2つのポイントを地道に継続していけば、次第に顧客からの引き合いや信頼獲得に繋がることが期待できます。情報発信において最も鍵となるポイントです。
たまに頂くご相談ですが、今からブログをやるのは遅くはないのだろうか?
こういうご質問を頂きますが、今回のコラムの情報発信の2つのプロセスを押さえれば遅くはないし、逆に既に先行して始めているライバルよりも成果を出せるチャンスは十分にあります。
インターネット上で検索しているユーザーの頭のなかは、「自分にとってそれはメリットがあるかどうか」
これを考えているものです。
あなたの発信している内容はどうですか?
一度、振り返って考えてみるのも良いし、これからはじめようとしている方にとって参考になれば幸いです。