柿崎 裕二
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自社ホームページやコンテンツからの集客数を増やすためには、SEO対策が有効です。
しかし、SEO対策は、テクニカルな部分だけでなく、ホームページの構造やコンテンツ内容も重要であり、すぐに成果を出せるとは限りません。
そこで、今回の記事では、SEO対策で集客する際のポイントについて解説します。
SEO対策の仕組みや基礎から学びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Web集客にSEO対策が必要な理由
ホームページや各コンテンツの集客数を増やすためには、SEO対策が必須です。
というのも、Google検索の表示順位によって、クリック率が異なるためです。
アメリカ・SISTRIX社の調査によると、検索順位1位のクリック率は30%近くである一方、10位になると2.5%まで下がります。
引用元:2020年7月14日:sistrix社の記事から引用
2ページ目、3ページ目に表示されると、さらにクリック率が低下し、Google検索からの集客が難しくなります。
安定的に集客数を維持するためにも、SEO対策を行い、検索上位を狙う必要があります。
Google検索の順位が決まる仕組み
SEO対策を行う前に、Google検索でどのように順位が決まるのか把握しましょう。
まず、「クローラー」と呼ばれるGoogleのロボットが、Webサイト内のリンクをたどり、コンテンツのデータを収集します。
その後、Googleのデータサーバーに記録し、Google検索上にコンテンツのURLが登録されます。
検索順位の決め手となるのが、Web運用歴やホームページの構造、テクニカルな部分です。
Web運用歴が長いほど、Googleに評価され、検索結果の上位に表示しやすくなると言われていましたが、現在のGoogleのアルゴリズムはそれだけでは上位表示は難しくなっております。
運用歴が浅いホームページでも、次項で解説するポイントを押さえておくことで、上位表示を狙えます。
SEO対策を行う際のポイント
それでは、SEO対策を行う際のポイントを解説します。
初めてSEO対策を実施する企業だけでなく、SEO対策でなかなか効果が出ない企業やweb担当者の方も、一からポイントを押さえましょう。
ポイント1. 適切なキーワードを選ぶ
SEO対策で実施するべき1つ目のポイントは、適切なキーワードの選定です。
ユーザーが検索するキーワードのことで、自社のサービスや製品などに関連している必要があります。
ただし、検索キーワードは、ボリュームと呼ばれる検索数が多すぎると競合が増えてしまい、上位表示が難しくなる点に注意が必要です。
最初は、検索数の多すぎないキーワードで上位表示を狙い、Webサイトの玄関口を作るようにしましょう。
ポイント2. タグのルールを押さえる
コンテンツを作成する際には、タグのルールを覚えておきます。
タグとは、記事タイトルの「<h1>」や、記事内の見出しを意味する「<h2>、<h3>」などのことで、Google側に評価されるための重要なポイントです。
また、検索結果で目立つように、キーワードはタイトルの前半部分に付けるほか、タイトルの文字数の32文字以内に抑えるなどのテクニックがあります。
ポイント3. 内部リンクの設計
内部リンクとは、自社ホームページ内のコンテンツ同士を結び付けるリンクです。
コンテンツ内容と関連性のあるページや、重要度の高いページとリンクすることで、ユーザーが最適なルートで回遊できます。
たとえば、「家電 低価格 おすすめ」というキーワードの記事から、「家電 人気 ランキング」の記事にリンク付けると、回遊率が向上し、Google検索エンジンでの評価も高まります。
ある程度の数の記事を作成したあとは、どのようなルートでユーザーを回遊させるかをイメージし、コンバージョンにつながるように内部リンクを設置しましょう。
ポイント4. コンテンツの質
SEO対策では、テクニック面だけでなく、コンテンツそのものの質も重要なポイントとなります。
記事作成時に注意したいのが、Google検索を使うユーザーの悩みや課題を解決できているかです。
また、SEO対策では文字数を多く書く必要があると言われていますが、それは間違った施策です。ただ文字数を書けば良いというわけではなく、ニーズに適した情報を伝えなければなりません。
ユーザー目線を常に意識し、有益な情報を提供することこそがSEO対策に大切な要素です。
ポイント5. モバイルユーザビリティの向上
モバイルユーザビリティとは、スマホ画面でも正しくホームページやコンテンツが表示されているかのことです。
スマートフォンやタブレットを使うユーザーが増えていることから、モバイルユーザビリティの重要性が高まっています。
Webサイトを立ち上げる際には、パソコンからだけでなく、モバイル端末からの見え方もチェックするようにしましょう。
ポイント6. ページ読み込み速度の改善
6つ目のポイントは、Webページの読み込み速度です。
Webページの読み込み速度が遅いと、読み込み中にユーザーの離脱率が高まり、記事を読んでもらえない可能性があります。
特にモバイルからの流入が増えている今、読み込み速度が速いほどユーザー体験が向上し、コンバージョン率の向上や滞在時間を増加させることができます。
2021年6月からはページエクスペリエンスアップデートがはじまり、コアウェブバイタルと言われる指標もGoogleからは評価基準になっていると発表されています。
コアウェブバイタルに関しては、また別の記事で詳細を書いていきます。
ポイント7. 被リンクの調査
内部リンクの設定だけでなく、外部からの被リンクもSEO対策に効果があります。
第三者Webサイトからの被リンクが多いほど、Googleでの評価が高まり、上位に表示されやすくなります。
しかし、被リンクをもらう際には、相手方のWebサイトをチェックするようにしましょう。
関連性の低いWebサイトや、悪質なWebサイトからの被リンクは、検索順位を下げるマイナス要員になってしまう可能性があります。
不審なリンクを発見した際には、バックリンクの拒否を行い、悪影響を受けないようにします。
意図的に業者などから外部被リンクを購入することはGoogleガイドラインに違反する行為なので、絶対に避けましょう。
ポイント8. コンテンツのリライト
なかなか上位に表示されない場合、コンテンツ自体に問題がある可能性があります。
そこで、キーワードの見直しや、コンテンツ内容が適切であるかを調べ、必要であればリライトを行いましょう。
リライトを実施する際には、タイトル・見出し・記事内容にキーワードが含まれているかどうかや、競合サイトよりもユーザーにとって有益な情報を含んでいるかをチェックします。
必要であれば、文字数を増やし、記事としての質や量を高めるように改善することが重要です。
まとめ
ホームページの集客数は、SEO対策によって左右されてしまいます。
そこで、SEO対策の重要性を理解し、競合他社よりも上位を狙う必要があります。
初めてSEO対策に取り組む方は、本記事で紹介したポイントを押さえておきましょう。
キーワードだけでなく、テクニカル的な対策や、質の高いコンテンツを作り続けることが大切です。